マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

エッグが先か、タマゴが先か

2010-11-05 03:41:03 | Weblog
梅田界隈で呑んでる御仁には、すでに有名であろう。通称「エッグ」。

これは新梅田食道街、『北京』の「エッグ」。 
不思議なことに、このエッグは「北京」だけでなく、『樽・金盃』にもある。 姉妹店だからそりゃ当り前。

老舗バー『サンボア』にもある。新梅田2階の『梅田サンボア』にも、お初天神『北サンボア』にもある。
そちらは「玉子のバター蒸し」という名前がついている。

北京の創業者、齊木さんが始めたのか、あるいはサンボアの創業者、岡西氏か、あるいは
北サンボアを始めた先代、大竹氏が始めたのか。ちなみに齊木さんと大竹さんは交友があったそうな。


さぁ、どっちが先なのか・・・?


どちらにも記録には残っていない様子。こういうものが今も人気メニューというのが楽しい。


鳥取の方で焼かせているといったか、バーナードリーチ風の民芸調ココットにサラダ油塗っておき、
卵を2コ割り入れ、オーブントースターで焼き上げる。 このアツアツ状態で出てくる。





出てきたら、直ちにツレとの会話も中断し、スプーンでひっかきまわす。一心不乱に!





半熟状態で手を止める。
醤油だとか、いろいろかけたい人もいるだろうが、ここはあえて「塩」で行く。
塩が一番、どの酒の邪魔にもならず、プレーンな卵の旨さを伝えてくれる。
玉子好きでなくても、たまりません。


卵料理数ある中、これほどシンプルに卵のうま味が伝わってくるものもない、と断言。





こいつは、北京に伝わる「北京味噌」。

酒杯のひと回り大きなものに特製味噌をすり切りに入れて、炙ってある。
『樽・金盃』では「焼き味噌」。 『北京』の方がニンニクきかせてある。

生涯で4千樽(四斗樽で)売って売って売りまくった、先代社長の頃から続く遺産である。
こいつを箸の先でチョイッと取って、舐めながら酒を行くと、たまんなく、なんぼでも呑める。


その新梅田食道街は、まもなく60周年を迎える! 
11月27日(日)はイベントがある。感謝をこめて、新梅田食道街60周年
「ありがとう!ワケありキズもの・大B反市」 タイトルはいま勝手に名付けました。


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