マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

胸にグッとくるサンドイッチ

2011-12-22 23:00:54 | Weblog

高槻市で愛用するのはサンドイッチ専門店「ピコリ」。 

歯が折れそうなほど固い、フランスパンに生ハムなんぞを挟むカスクートだって悪くないが、
柔らかい食パンにフィリングを挟む、日本のサンドイッチはときに癒される味。
土佐堀の「ビクトリー」、茨木の「大黒屋」、四条大宮「マルキ」なんかの変わらないのがいいな。
ピコリのフィッシュカツサンド、ツナ玉子キュウリのサンドイッチ。
ふにゃっとして、まっすぐ立たない柳腰。

 


私らの中学時代、昼食時のパンは購買部という場所で売っており、
カツサンドを食わんがために走ったさ。
なので、カツサンドには人一倍思い入れが強い。

ステーキ屋のビフカツサンドなど、そりゃ美味いだろうが、3千円とかになってしまうと、
余りに非日常すぎて、美味いと感じるものも感じなくなる。
日常的に食べる駄蕎麦がうまいのと同様、駄カツサンドこそがうまい。





ここにもたびたび登場する親爺が不調を訴え、実家にたびたび通った、この秋。 

友人に美味いパン屋と美味いコーヒーの在り処を聞き出した。
昔はそんなものなかった。今もない田舎だろうとタカをくくっていたら、
それなりにあるもんである。

まずは上野芝の「ブランジェリー・サンテ」。




今どきのオシャレで垢ぬけたパンではないけれど、
小さい店で実直に作ってらっしゃる気がした。
実家のガランとした部屋で、ひとり食うのも悪くない。





もう一軒教わった、深井の「パン工房KAWA」。 余りにでかい店で驚いた。
一画には、イートイン用の椅子がいくつかある。





ここは、焼き立てのナポリピッツァが食べられる。
サイズこそ20cmと小ぶりだが、マルゲリータ420円。
この値段でそこで食べられるなら、悪くない。
ただ、無料のコーヒーを小型の紙コップで出すなど、ケチくさい。
堺の傍若無人な客にはこうでもしなきゃ、バケツで汲みに来たりするのだろうか。


でも、どんなパン職人をもしのぎ、美味しかったサンドイッチが
中学の同級生が作って、届けてくれた手製のサンドイッチ。


美味いコーヒー欠乏症だったボクに、コーヒー入れて届けるよと言ってくれ、
届いたら、サンドイッチが付いて来た。
それがなかなかプロ仕様で、家庭の主婦のレベルではなかった。
 




うちのおかんも幼稚園の遠足の弁当などに、サンドイッチを得意技にしたのを思い出した。

P子の親切が沁みた…ちょっと疲れてる時だったので、思わず涙ぐみそうになった。 
胃袋を攻められると、我ながらほんまに弱い。


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