過日、徳島へ。 夕食をすませて街歩きして、かる~く独り飲みへ。
旅先に来たら、これがなけりゃね。
栄町にある「バー鴻 KOHNO」。 バーコート姿の鴻野さんは優れたバーテンダーである。
客との距離感がいい。 近過ぎず、遠すぎず。 一見の客でも気持ちよく酔えるだろう。
徳島ハイボール
阿波名産、すだち、和三盆が使われる爽やかな一杯。
お通しも気がきいている。
カルバドス
コニャックになると、高級感漂いすぎて私向きではない。
アルマニャックでもいいんだけど、ちょっとだけやぼったいカルバドスが好き。
北フランス・ノルマンディ地方は寒冷地なので葡萄の栽培に適さず、
リンゴの産地なので、こいつでブランデーを作った。
リンゴやら、カマンベールによく合う。
この甘みと深みで神経がまぁるくなり、一日の締めにふさわしい。
リンゴでなく、マンゴもまたよし。
バックバーが富士山型というか、なかなか変わっている。
バーを出て、ちょいと小腹が減ったので、徳島ラーメンへ。
ここへ来たら、どうしても食べとかなきゃと思う。
「ラーメン東大」大道本店。
ちょっと和歌山ラーメンにも似た濃さ。
煮た豚バラ肉を使うのが徳島ラーメンの特徴。
日本ハムが徳島にあり、その端切れがたくさん出たので、ラーメンに使われたというが、
詳しいことは知らない。
麺は中太・ストレート麺。
濃いスープがよくからむ。
胃袋に余力あれば、白ご飯でもぶちこんで混ぜて食えば、
うめぇだろうな~という濃さ。
さて翌日は問屋町でひらかれる、徳島びっくり日曜市へ。
何がびっくりなのかというと、100円お好み焼に列ができているということか。
朝6時ぐらいから、ここで飲める。夜っぴて飲んだ若いのが、ここで迎え酒ってのもある。
タコなんぞ買って、その場で刺身用に造ってもらう。
安くてうまい、実質的。
以前来た時に、毎週来ると言ってたおばちゃんが、ほんとに来てたのは驚いた。
「ああ、あの時のニイチャン!」と、顔を覚えててくれて、タッパのおかずが回ってきたりした。
まだあんまり観光の手が入っていない、地元密着なのがいい。
3千円とか払うと、誰でも出店できるというので、なかば素人さんが店やってたり、
海女さんが伊勢海老売りに来たり、豆パンやら、フィッシュカツ、ちりめんじゃこ、竹ちくわなど
名産品から工具や植木まであり、楽しいこと請け合い。
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