過日、昼飯を食いそびれてしまい。ほとんどの店は昼と夜のはざま。
そこで思いつき、一度来てみたかったファミレスの「サイゼリア」へ。
とにかく安いのだ!
入ったのは梅田店。平日火曜の夕方4時すぎだというのに、
ほぼ満席に近い。
若い女子高生グループ。長時間おしゃべりするには格好の場所。財布にも優しい。
いろんな人種がいる。売れないロックグループも、ボクみたいな一人のオッサンも。
たばこの煙モクモクだけはかなわんが。
中にはこういう中年男性もいて、優雅に独りワインを。
そこそこ悪くないイタリアワインが飲めるファミレスという評判だ。
欧米でありがちな、ちょっといい絵づらだ。
省人件費なのか、店員の数が少ないのは仕方ないか。
追加注文はしづらそうだ。
田舎風ミネストローネ 149円。
これなら手荒く運ばれてきて、皿がスープで汚れてしまってても文句はない。
味はまぁ、そこそこいけるんだな。
30年前、米国のグレンハウンドバスの停留所には併設のカフェテリアがあって、
いろんな場所でミネストローネを食ってみたが、まぁまぁ食えた。
あのレベルは保持してる。腹は立たない。
ミラノ風ドリア 299円。
大体、ドリアは日本生まれの洋食なのに、ミラノ風もないと思うが(笑)。
こんがり表面が焦げていてそそる。
アツアツを食べれば、なぁに、なかなか喰わせるではないか。
これにドリンクバー 270円(なぜか180円だった、サービスタイムか?)をつけて、
アイスティーとエスプレッソW(どこがって感じ)を飲み、小仕事も片付けられた。
これでシメて、628円!!!
おそれいりましたーーー。
これは、とても巷の店はかなわないな。豚玉一枚と同等の値段だもの。
しかし、「喰った」という充実感には乏しい。この充足感のなさはなんだろう。
そんなものいらない人は大いに利用するがいい。コンビニレストランである。
店側の論理でいうと、基礎体力がないのに、この価格破壊の波に与してはならない。
気合で立ち向かっても、そのうち息切れして昏倒するのが目に見えている。
ちがう側面のサービスで、お客にくつろいでもらい、再来店へとつなげる。
そのことを考えることが大切なのだ・・・などと考えながら、まずい珈琲を啜った。
珈琲はホントに値段がハッキリと出る正直者だ。
サイゼリヤ 梅田楽天地ビル店 大阪市北区角田町5
ハッ…オレのヅラのこと言われたのかと思った。
よくできてるでしょーー?
ほんとうにそうですね