瀋陽とは旧満州の主要都市の一つ。北京から東側に位置する遼寧省にあり、餃子なども実はここが本場といわれる。函館とほぼ同じ緯度、大陸性気候だから今頃は-8度ぐらいになるそうな。(もちろんネットで調べた)
洗練された都会の料理に非ず、中国田舎料理といえば怒られるかな。温かい広東などに比べて素材も限られるだろう。
前菜 蒸し鶏(胡麻ダレ) ピータンと豆腐の和えもの
ビールで乾杯。定員10人の部屋に11人でギューギュー詰めだが、勝手知ったる間柄、文句などあるはずありません。
キクラゲと青菜の和えもの 押し豆腐の和えもの
初めて食べたら豆腐とは当たらない。中国延辺料理(北朝鮮との国境付近)でも出てきた保存食。
キム大兄から紹興酒を差し入れ頂く。すぐに空いた・・・。
海老マヨネーズ 牛肉ミスジのオイスターソース
サービスの女性たちも過剰なもてなしはないが素朴で悪くない。
焼餃子 律儀な焼け焦げ 鶏のから揚げ
焼餃子が本格的に日本に伝わったのは戦後。この満州地区からの引揚者たちが食べ付けた餃子を思い出しつつ、闇市で作って売ったと思われる。 寒いので水餃子も余るとたちまち凍って、翌日は焼くしか方法はなかった。
清蒸魚 活魚の蒸しもの この夜は天然鯛
この手の蒸しもののテクニックは中国料理のハイライト!
蝦とセロリ炒め 豚肉味噌炒め
なんでもない取り合わせだが、高温でササッと炒めると美味くなるんだよなぁ。中華ってのは炎の料理だ。
青菜のニンニク炒め 炒飯
中国では料理人の腕を見極めるに、青菜や炒飯をさせればすぐに分かるという。味だけでなく、香りを生かすのがいい料理人とのこと。
フカヒレスープ 小さいが姿のフカヒレが入っている。
マンゴー杏仁豆腐 文句なく美味。
壁には黒田征太郎による意匠の数々が、楽しい。
これだけ食べても、財布には優しい。ハイコスパな店にはちがいない。でもまぁ、まだ食えるなぁ。
香園 大阪市中央区安土町2
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