北新地のイタリア料理屋でその会は開かれるというのだが、
迷いまくった。かっちょわるー。
店探しの最中、堂島川の美しさに足が止まった。
ようやく辿り着いた時には宴たけなわ。
大阪の讃岐うどん店の集まり、通称「新麺会」初めて寄せてもらう。
参加者およそ150人!くらくら・・・もし讃岐うどんがご禁制になったら、
警察はここに踏み込めば一網打尽である。
各会派というか各派閥というか、グループが次々に紹介される。
職人の縦の関係をなかなか目にすることがないので興味深かった。
まずは、八尾の『一忠』グループ。
右から二番目の森岡さんと、そこで修業した山田製麺所、桂ちゃん、
一心(か一誠)のみなさん。
一忠は私が言うまでもなく、釜揚げうどん一本で名をなした。
讃岐の長田に飛び込み修行し、今や長田の仕事を見られるのは一忠のみともいわれる店。弟子たちはその釜揚げうどんを継承する。
次は新麺会の世話人、木田武史、たけちゃんの『釜たけうどん』ファミリー。ご自分も脱サラで讃岐の三徳に飛び込んだので、真面目に研究する人にはやさしい。讃州、釜ひろ、その他大勢の職人を輩出している一大勢力。誰が誰か顔がよくわかりません。
釜たけ出身の久保さん(前右)率いる「情熱うどん讃州」グループ。
短い期間にもう一家を成すようになったとはすごいパワーや。
たけちゃんから見れば孫弟子にあたるわけ。
「エロエロ一派」と紹介されていた、さらボン父率いる門真のうどん店、
『三ツ島更科』グループ。30有余年うどんを続けて、このとっぽさ。
去年関西一週間でベストうどん店に選ばれ、意気軒昂!新作も次々打ち出し、剛麺という太打ちで勝負する店。これは行かねばならない。
他にも門真の『やしまグループ』がいたし、宮崎や鳥取からもうどん屋さんが来てた。つまり日本一の讃岐うどん結社と思っても間違いなかろう。大手も無視できぬと見え?こんな方も・・・
中吊り広告でもおなじみ。H百貨店のカリスマバイヤー、薬師寺さん。その他、製麺所、出版関係、麺系ブロガー(これを追っぱらわず、うまく使うのが新進讃岐うどん隆盛の遠因でもある)、などのテーブルがある。
昨年、注目すべき活躍をした店には日本コナモン協会から、その栄誉をたたえ、賞品を授与される。やなもり農園の野菜である。変な賞状をもらったりするより、よほど気がきいている。去年ブレイクした千日前「白庵」、滝井「踊るうどん」、江坂「紅葉庵」、谷九「皐月庵」さんなどが登場。
熟年で自家製麺で踏ん張る服部の「銭形」さん、「一忠」さんにも
功労賞?が贈られる。
これだけ横のつながりができたのには、やはり釜たけ木田さんの人柄、バリアを持たない懐の深さが作用しているだろう。うどん店ができたと知るや何処へでも出かけて行き、助言を惜しまない。
味なんてものは他言厳禁、一子相伝のものとすべし・・・という考えもあろう。だが、ことは吹けば飛ぶよなうどん屋である。情報を共有し切磋琢磨することでレベルの底上げに成功し、客はリピーターとなり、それぞれ生活できるようになる。口で言うのは簡単だが、なかなかそうはできない。
つまりはコーディネートできる人材が大事なのだ。これは他業種でも通用することだと思う。
ちなみに、この夜は一切うどんは出ませんでした。誰のを出すかでもめますやろ~。
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海外では、まず食べることができない、本当のうどん。
そのような中、懐かしく。そして、文章で、なぜか鰹のきいた、出汁を感じられる。
シンプルなうどんこそ、我が心かな。
かつおと昆布のコクのあるだし。
讃岐になるといりこの、ちょっと雑味のあるだし。
だし自体は関西に軍配です。四国は麺へのこだわりです。これだけ讃岐うどんの若手が台頭し、横のつながりのあった時代は今までなかったはずです。すごいです。最近うどんづいてるので、まだしばらくうどんの話題続きまっせ。
うどん、麺類 コレに目がない
私は、中国でうどんを食べました。しかし、やはり日本人には、いや大阪人には、鰹だしです。
中国のそれは、一種ほうとうのような感じで、うーんとしかしこれはラーメンでは無い。
しかし、刀削麺 うまいが。やはり鰹のそれとは違い、満足度が違います。今度一度その刀削麺を鰹だしで食してみよう。4月中国に行くので必ずそこで其の麺を。