マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ネギ焼きほたるまち

2008-07-03 22:49:17 | 

  


福島天満宮といえば、映画「泥の川」できっちゃんが祭りの夜店に
遊びに来て、ポケットのほころびから50円玉を落っことした場所。
ちょうどその神社の裏あたりにある、立ち呑み「ぽっぽ亭」。

今どきの立ち呑み屋はカッコばかりで、どやねんこれは!という店も
少ないくないが、ここはよろし。なんたってコックコート着た女性料理人
がいる。


  


ママでもないし、女将さんでもないし、シェフとは違う。
なんて呼ぶのが正解なんやろ。聞けば適当に…と笑ってるし。
彼女の作るアテは何でも美味い。
ワインも安いが量が少ないのが難。ボトルで行きたいが、そこまで
立ってるのはちとしんどいか。


  


だからといって、椅子を軽々しく出してくれるな・・・である。
常連が出してくれと言うもんだから、と椅子のある立ち呑みが数々ある
が、キミたちの覚悟はそれだけのものだったのかという気がする。
店も立ち呑みだからこそ安価で出しましょう。客も立ち呑みだから気兼ねなくポケットの小銭で一杯やり、とっとと帰れる。そんな不文律の約束事が無視されては立ち呑みとは言えない。立ち呑みの潔さを忘れてもらっちゃあ困る。
あ、ここにゃ椅子などないよ。

ポテトサラダは口どけのいい、よく練られたタイプ。美味し!
粘りがほしいのでメークインが使われる。


  


鶏皮のカリカリねぎポン酢 
みたいな、そんな名前だった。

  


名物のカレーパン
注文ごとに揚げるアツアツ! パンがごついと腹ふくれるが、
ここのはコロッケみたいなので心配いらぬ。


  


ABCに隣り合う、「ほたるまち」に移動。
大丸ピーコックなどがあり、高層マンションの居住者に対応する
新しい商業施設。
ここに十三のねぎ焼き「やまもと」の新店がある。オムソバでビール。
オープンしたばかりで、花がたくさん贈られていた。


  


やまもとの看板「すじねぎ焼き」!
割り醤油とレモンが絞られる。やはり元祖の風格あり。

すじ肉を煮込んだおかずは山本家の日々のメニューだった。
すじのことを当時、「潜航艇」と呼んだのやそうで、
何かというと、波の下・・・並(肉)の下・・・さすが大阪や。
貧しさも笑い飛ばすだけの活力があった。(今あるか?)
これを店の端っこで食べてる子達を見て、客が「あれ美味そうやな、
お好みと一緒に焼いてぇな」とそんなふうな話と記憶する。


  


「豚玉」もめちゃうま。
実はこっちの方が好きなのだ。
豚肉をカリッと焼く。豚の質がいいから脂も美味い。



↑オープン記念にこんなんもろた。メガネ拭きか…?

福島は注目のスポットといわれてから久しいが、中崎町界隈と同様、
焼けなかった古い長屋などもあり、そんな路地に隠れるようにポツポツと確信犯的に面白い飲食店が生まれている。

とにかく路地をくまなく歩いてみるに限る。




   ぽっぽ亭  福島区福島2丁目   

   やまもと   福島区福島1丁目




コメント
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