マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

春はどこから来るかしら

2013-01-05 23:27:01 | 音楽

頌春  本年もどうぞよろしくお願いいたします。

早速BGM入りますッ!

ツンツクツクツ~ン  ツンツクツクツクツ~ン  ヒョエ~ヒョヒョヒョヒョ~ヒョヒョ~







宮城道雄センセ、すいません。 私の拙い技術では琴の音色を表現できません。ク~(泣)
ともあれ、春は海からやってくるのだ。

さて、とたんに洋楽にシフトする。


フラットマンドリンという楽器。
とっつきは良いのだけど、ある程度弾けるようになったその先がなかなか難しい。
ブルーグラスだけするならまだ何とかなるかもしれんが、他の音楽をやりたい人間には
なかなか始末が悪い。



         すごいでしょ、Gibsonの旧式モデル



どの音楽にもオールマイティにフィットする訳ではないし、
ロックやジャズではギターに敵わず。流麗なメロディラインならバイオリンに勝てず。
そんな楽ではない楽器マンドリン弾きとして、次の高みへと挑むTARO。
髪型はエキセントリックで好きぢゃないが、形からでも何でも行っちまえってんだぁ。


音に向かう姿勢は不真面目そうでいや、マジメかつアグレッシブ!
マンドリンの可能性と希望を切り拓くミュージシャンと確信する。
ジョーダン・オコンネルの縦横無尽のギターテクはケイシー・ドリーセンのツアーで実証済だ。
マンドリン好き、あるいはアコースティック音楽好きは聴き逃す手はない。
1月18日からジャパンツアーが始まる! ベンベラベンベラ…



TARO & JORDAN JAPAN TOUR 2013
DID I LAUGH IN YOUR DREAM?

音楽者にして茶人、ゴンチチのチチさんはかく語りき。

マンドリンとギターだけで、このグルーブと高揚感を醸し出すとは恐れ入った!
アコースティックミュージックの究極の形に身も心もスカッとする。
ふたりの若きツボ師に、乾杯ーーー! (チチ松村)

1.18 fri. 西麻布 新世界
1.19 sat. 横浜 Thumbs Up
1.20 sun. 仙台 サテンドール 2000
1.21 mon. 盛岡 players cafe
1.23 wed. 鎌倉 DAPHNE
1.24 thu. 名古屋 TOKUZO
1.25 fri. 金沢 もっきりや
1.27 sun. 広島 楽座
1.29 tue. 岡山 城下公会堂
1.30 wed. 大阪 JANUS
1.31 thu. 京都 磔磔
2.8 fri. 札幌 ヤマハアベニュー101
2.10 sun. 沖縄 桜坂セントラル



        


www.ann-grassroots.jp




    


釣りはへら鮒、山は富士に尽きる

2012-06-12 00:24:24 | 音楽

ビールをごちそうになり、夜の出番のために合わせなんぞをする。

東京時代の音楽仲間にごあいさつ。 久しぶり過ぎて、ちょっと浦島気分。


  


ね、こんな近くに富士山があるなんて。こんなぜいたくなことあるかい?





あしゅら紅丸、 槙原邦暁、 須貝重太、 クリーミー早川らのOッKブラザース。

ボクは重太、早川、あしゅらさんの・・・あれ?3人そのまんまやん・・・Tahiti Clubという

会員制海外リゾートのようなバンドにゲストで入れてもらう。

折角、ハットにブーツの衣裳で来たのに、インドアなのねん。

ウェスタンルックスにスリッパではどうも勝手がちがわい。

あっちこっちのテントサイトなどで喋ったり、少し楽器を触ったり(ほとんど触らずが正しい)

酔って、有田純弘くんにバンジョーなどを聴かせてもらったりして、

心地よろしく、ふと気付くと白々明けていた。









お~い、みんな楽器なんか弾いてる場合やないぞ。

空を見よ、富士がきれいだぞ!

大騒ぎしているのは、関西人のオレ一人だった。

おっ他にもいたぜ、有田になっちゃん。

バンジョーのワークショップに来た有田純弘。 マンドリンの手嶋夏っちゃん。

みんなしぶといね、腹話術人形のような早川流吉。 ボクがブルーグラスフェスに行き出した頃、

雲の上の人だった、茂泉ジローは酔っ払い。 飲めないがナチュラルドランカーの豹柄あしゅら紅丸画伯。

あしゅらさ~ん、いつか出世したら、ボクのバンドのイラストも描いてね。

出世はしそうにないかぁ。





有田も最後まで、富士山に向かってカメラを向けてた。

こういうところで、関西人ばれる。






ずっと見ていたいが、気付いたら一人だし寝なきゃ。

そっと寝静まった部屋の布団に潜りこんだ。

部屋の電気を消そうと探したが、屋根の明かり取りから差し込む、朝の光だった。






刻一刻と姿を変え、色を変え、だから人を魅了するのだなぁ。

富士を撮り続けたり、描き続ける人は少なくないが、

そういうことなんだなぁ。 緑からのグラデーションが見事だ。

改めて、霊峰の実力を思い知った。









ベストショットがこれ。





ああ、胸がすきっとして、身体がしゃんとする。

いくらスカイタワーが高いかどうか知らんが、こんな気分にはなりますまい。

また傷んだ時にでも来ようっと。


Rest In Peace Earl And Doc

2012-06-03 00:52:36 | 音楽



            RIP   DOC WATSON    1923 ― 2012

     http://bluegrasstoday.com/42368/rip-doc-watson/


バンジョーのアール・スクラッグスに続いて、フラットピッキングの第一人者、ドック・ワトソンが旅立った。

最初に憧れたミュージシャンたちが次々に手を取るように逝かれては、せつなく、たよりない気持ちになる。

幸い、近所の「ルート171」でドックのCDをかけてもらい、一人献杯なぞしたが、

しみじみ追悼する場所がないことを思い知った。

フォーク酒場だかなんだか、集まってジャンジャン鳴らす場はできているが、本当に音楽を愛し、

広い音楽性で、我々が愛する音楽まで受け止めてくれ、話せる場所も人もいないことに愕然とした。

というか、オレたち世代がやっておかねばならなかったが、そう、誰もやってこなかった・・・。






初めてドックワトソンを知ったのは、このヴァンガード盤だったか、あるいはNGDBの「永遠の絆」だったか。

前者ではマーチンD-18で火の出るようなBlack Mt Rag。

どうしたら、あんな音が出るのだろうと思った。

後者ではWay Down Townの絶妙なギターソロと渋い歌声。

ドックはギターでフィドル・チューンをインストルメンタル曲として弾き出した最初の一人だった。





ドックのように弾きたいと望んだが、到底テクニックがついて行かなかった。

そのうち、ドックのように弾き、さらに上のジャケットの左はしにいる、

レスターフラットのブルーグラスリズムギターのセンスを体現できるクラレンス・ホワイトが出現。

クラレンスはブルーグラスギターに留まらず、バーズでロックの世界にも羽ばたいた。

クラレンスに夢中になり、ケンタッキー・カーネルズ、バーズ、ディラーズ、カントリーガゼットを追いかけた。

そしてクラレンスの直系、トニーライスへ。アコースティック・ギターソロイストの系譜は一本でつながっている。



思い起こせば、高校時代に組んだバンドのギタリストがドックにバリバリ影響されていた。

ある人物に、「ああいうギターはブルーグラスのギターぢゃない」

あんなメンバーと一緒にやっていても明日はない。

だからオレとやるべきだ、と言われたことがある。

ああ、一緒にやんなくてよかった。

今ならはっきり言える。

オレはただ、気の合う仲間と音楽をやっていたいだけなんだよ、と。


二人の英雄に心よりの感謝とRIPを伝えたい。 そちらで、また逢う日まで。

おっと尾崎紀世彦も亡くなったなぁ。


この顔にピンと来たなら・・・

2012-03-16 04:53:09 | 音楽

       

 

本日に迫った、花粉舞い飛ぶ、春のアナザードリーム ライブ!!

Marvelous Sakurai  &  His  Hot Fiddle Band  plays  Classic  Western-Swing 

特別手配!大矢貞男 from  東京ホット倶楽部


日本でほぼ(?)唯一の純ウエスタンスイングバンド

千日前アナザードリーム  open 1930  /   start 2000


興味ある人も、そうでない人も、いらしてね!





凶悪犯あらわる !

2012-02-23 14:37:10 | 音楽

このところよ、凶悪な男たちの手配書が出回っているの知ってっか。

いわく、「千日前の夜、11人の荒くれ者がウエスタンスイングの雨を降らせるぜ!」。

よくわからねぇが、スイングの雨だとよ。 なんだかぶっそうでかなわねぇ。

女どもはみんな頭を丸めて、男装させねば、何されるかわかったもんぢゃねぇ。

男鹿半島のなまはげみでぇなもんで、「わるいご(子)はいねえがぁ~」と来るだけで、

何か悪さするためでねぇって言うんだども、おらば、信用できね。

11人で森の木陰でどんぢゃらほい…ってうるさい鳴り物を鳴らすっていうんだどもよ。

大音響で夜も眠れねえようにするつもりにちげねえんだ。おっがねぇ。

まんず、そったらわけでよ。みんなには悪いが、手のつけられねぇ連中みたいなんで、

ここはおとなしく帰ってもらうために、ぜひ、アナザードリームに集まってけろ。






ジャズバイオリン、大矢貞男が参戦するスペシャル企画。


でも、この連中、本当はみんな、根はよい子。

やればデキル子たちなんですよ。


マーベラス桜井&His HOT FIDDLE BAND  play  classic  Western Swing

3月16日(金) Another Dream   19:30/20:00  前売2500/当日3000