勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

謹賀新春

2020-01-01 23:05:33 | Weblog
令和2年1月1日。勝福寺のある久代地域は穏やかで静かな幕開けとなった。皆様のお正月はいかがお過ごしだろうか。Gikoohは年末に迎正の準備や、除夜の鐘の準備等でバタバタしていた。そして元日の早朝は「修正会」(しゅしょうえ)といって、国や地域の安寧を祈る宗教行事を修した後は、お節料理を戴いたり落ち着いた元旦初日となった。写真は今朝のGikooh。

ここ近年は各地で災害が続き、一昨年も昨年も風水害が甚大な影響をもたらした。今尚不自由な生活をされている方々は実に多くて、生活再建の目途が立たない方も多い。本当に大変なご苦労とご心労があると思う。どうか、希望を失わず前向きな気持ちを心掛けて日々を重ねて欲しい。Gikoohも別件で他人事でない経験をしているから、前向きな気持ちを持つことがどれほど大切かを知っている。吹きやまない嵐はない、のだ。

さて、今年は「庚子」(かのえ・ね)年。Gikoohの手鑑によれば十干の庚は、更の意味があり、万物種子が改まる。十二支の子は孳(しげる)の意味があり、生む、増やすの万物芽生えるを指す。因みにネズミは大黒天のお使いともいわれて縁起も良い。そうえいば、総社市の人気ゆるキャラも「チュッピー」というネズミだ。

十二支の初めの年だから、何事も気持ちを新たに頑張ろう。そして、災害のない、或いは起こったとしても災害が最小限にとどまる無事な1年でありますように…。
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