勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

勝福寺の道具展(水滴)⑥

2014-07-07 21:28:07 | Weblog
7月7日、「七夕」。仁和寺に伝わる御室流華道教書によれば、「古は庭に机を据え、香華を手向けて供物をなし、竹に「願いの糸」と呼ぶ五色の糸をつけて立てたもので、一つの願いを立てれば三年の内に必ず叶う」という。
天の川に掛かる鵲の橋を渡って、牽星、織姫の二星が年に一度逢うという故事によってこの二星を祭り合わせ、諸芸の技芸が上達することを祈る祭りが七夕だ。

総社は分厚い雲が広がって、天の川を望むことは叶わなかったが、皆様お住いの地域はいかがだっただろうか。

Gikoohの今日は如常の1日。朝から溜まった寺務仕事に集中。このままの調子で進めれれば今月中頃にはひと段落出来そうだ。

さて、勝福寺の道具展(水滴)編の6つめは三田焼の水滴。幅は10,5cm、高さは7cm、厚さは3,7cm。製作時期は江戸時代後期。Gikoohは三田青磁の翡翠のような釉薬が好きだが、文机にこの水滴が一つあるだけで、とても上品な空間と化す。次回は、鍔形(銅製)の水滴をご覧頂く予定だ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勝福寺の道具展(水滴)⑤ | トップ | 勝福寺の道具展(水滴)⑦ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事