勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

九谷焼の煎茶器で新茶を

2009-05-14 22:11:00 | Weblog
如常の1日。ここ数日は朝1時間ほど草刈りをし、その後は掃除や寺務をしている。

写真は、Gikoohの愛用茶道具の1つである九谷焼の煎茶器。先日10日の食事会で母から宇治の新茶をもらい、それを今は毎日飲んでいる。新茶(一番茶)は若々しい香りが立ち、清涼感があるのが特徴だ。

さて、勝福寺庫裡の門塀工事と茶庭を明日15日にupする予定。
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勝福寺の庫裡「怡然庵」

2009-05-12 23:09:32 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。檀務と私用、そして掃除で多用となっている。

庫裡の門塀と生垣、そして造園工事はインターホンの配線や門札の設置等、若干遅れている部分もあるが、一応無事に完成した。

10日は勝福寺の世話人会があり、お披露目が行われた。その夜、今度はGikoohの母達や総勢11名の身内を招いてささやかな食事会を開いた。勝福寺は建物や庭は見事ながら、私生活の方は山寺らしい(基本的に)自給自足の質素な生活をしているが、この日のMENUはカレーだった。でも普段のカレーと違い、ガス釜で米を炊き、大釜で大量に作ったカレーの味は格別だった。

なるべく早く、写真をupしたいと思っている。勝福寺の庫裡は、Gikoohがもっとも尊敬し、人生の手鑑としている林鶴山さんより「怡然庵」と名付けて頂いた。これは、陶淵明の帰去来の話が元となっている。
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二等辺三角形を美に生かす

2009-05-09 23:14:44 | Weblog
今日は月例の仏教講話があった他は、如常の1日。

今夜は造園の様子を1枚載せてみた。これは飛び石を据えているところだ。門や生垣など、全体の様子をご紹介したいと思いながらこの1週間は檀務が多用で日替わりすらままならないでいる。でも、暇さえあればGikoohは工事現場に杭付となっているせいか、少し日焼けしたかも知れない。お茶や建造物の雰囲気、そして庭も好きでたまらないのだ。現在、お世話になっている植木屋さんが「近隣の真言宗の和尚さんでこれだけ庭に関心があるのは珍しい」的なことを言われるが、美の世界は楽しい。植木の配置、石の組み方、高さ、感覚、二等辺三角形の法則など、華道でも画でも世界は違えど共通点は多い。

庭は、Gikoohの想像を遥かに超えて素晴らしいものが完成しようとしている。
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ご先祖の供養は、あなたの故人に対する感謝の気持ちの表れです

2009-05-06 21:52:08 | Weblog
長い連休最後の今日、皆様はいかがお過ごしだろうか?Gikoohの連休は法事や私用の毎日となった。

昨日の午前中は法事があった。法事について感じることを3日の日替わりで書いたけれど、それに加えて、法事を営むことはご先祖に対する感謝の気持ちの表れで、尊い親孝行だと思う。先祖供養をされないお家、神仏を敬わず無宗教を自負される方、家のなかは円満ですか?仕事は順調ですか?もちろん、先祖供養を行わないから不運になるのではなく、Gikoohはその心が運を下降させていくように感じている。Gikoohもいつかは必ず臨終を迎えるけれど、子供達に親の供養をしたいと思ってもらえるように、情操心を育てておきたい。

午後からは小学時代の友人の新居へお邪魔してきた。その模様は、昨日5日の見聞記でupしているのでどうぞ。
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キヌサヤエンドウの天丼

2009-05-04 22:50:36 | Weblog
写真は今夜の夕飯。ご近所から採りたてのキヌサヤエンドウを頂いた。とても嬉しかった。Gikoohは幼少からエンドウの天麩羅が好きで、今日は天丼を作ってもらった。そして朝掘りの筍、味噌汁。我が家にとっては、豪華で幸せな食卓だった。サヤエンドウは今が旬で、卵とじ、天ぷら、煮物、何でも美味しい。
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憲法記念日

2009-05-03 22:45:03 | Weblog
憲法記念日の今日、午前中はお寺で法事があった。Gikoohは早朝から本堂掃除や法事の準備、そして玄関先に打ち水をした。玄関先の打ち水の「水」は、人と交わるなど「歓迎」という象意があるので勝福寺では打ち水を心掛けている。

勝福寺では約40分のお勤めの後、10分程度の法話をさせて頂いている。Gikoohは人生の処世術などはおこがましくて説けないが、近頃は「法事を行う3つの意味」と題をつけて話している。

1、 年回忌主本尊を供養する。
2、 故人(ご先祖)を供養する。先祖や親、兄弟、親族との繋がりを想い、自分の存在、役目を確認する。
3、 自分自身を供養する。法事の一番最後にお唱えする在家勤行次第(おかんき)は、その念が仏様や万物に届くのみならず、戒を持して自分の生命を輝かせるための道しるべ的な内容だとも感じている。例えば不殺生戒、「生き物殺さず」という意味だが、私達の毎日はどれほど多くの命の犠牲があって成り立っているか…。何ら感じることもなく人生が重ねられることは獰猛的で恐ろしく、だけどどうにもならない現実を常から反省し、懺悔し、感謝出来る、そんな人間であるために「おかんき」は強いメッセージを発しているように思えてならない。

平素、会社や学校、家庭などで忙しい日常に追われがちな毎日だが、ご先祖供養を通して先祖や万物との生命の繋がりを感じ、自分の生命を輝かせることに結び付けることは良いことだと思う。

夕方、子供達が「何処かへ行きたい」を連発するので、近所のたこ焼き屋へ行って、近くの公園でレジャーシートを広げて食べた。これだけで、家族中上機嫌になったので良かった。この模様はwebのGikoohの見聞記で公開中!

それから最後に、Gikoohは先ほど、昨日2日にミュージシャンの忌野清志郎さんが58歳で亡くなられたことを知った。昨年2008年の2月6日にNHKの「SONGS」という番組で病気療養から復活した感動のliveをテレビの前でかじりつくように観てから僅か1年3カ月後の訃報。清志郎さんはとても純粋で格好良くて好きな歌手だった。ご冥福をお祈り致します。
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5月に

2009-05-02 22:03:29 | Weblog
雑用に塗れて、ここしばらくのGikoohはあたふたしている。何もない時は何もないし、多用になりだすと、次から次へ用事が入る。また落ち着いたら、ゆっくりwebも更新したい。
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