勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

憲法記念日

2009-05-03 22:45:03 | Weblog
憲法記念日の今日、午前中はお寺で法事があった。Gikoohは早朝から本堂掃除や法事の準備、そして玄関先に打ち水をした。玄関先の打ち水の「水」は、人と交わるなど「歓迎」という象意があるので勝福寺では打ち水を心掛けている。

勝福寺では約40分のお勤めの後、10分程度の法話をさせて頂いている。Gikoohは人生の処世術などはおこがましくて説けないが、近頃は「法事を行う3つの意味」と題をつけて話している。

1、 年回忌主本尊を供養する。
2、 故人(ご先祖)を供養する。先祖や親、兄弟、親族との繋がりを想い、自分の存在、役目を確認する。
3、 自分自身を供養する。法事の一番最後にお唱えする在家勤行次第(おかんき)は、その念が仏様や万物に届くのみならず、戒を持して自分の生命を輝かせるための道しるべ的な内容だとも感じている。例えば不殺生戒、「生き物殺さず」という意味だが、私達の毎日はどれほど多くの命の犠牲があって成り立っているか…。何ら感じることもなく人生が重ねられることは獰猛的で恐ろしく、だけどどうにもならない現実を常から反省し、懺悔し、感謝出来る、そんな人間であるために「おかんき」は強いメッセージを発しているように思えてならない。

平素、会社や学校、家庭などで忙しい日常に追われがちな毎日だが、ご先祖供養を通して先祖や万物との生命の繋がりを感じ、自分の生命を輝かせることに結び付けることは良いことだと思う。

夕方、子供達が「何処かへ行きたい」を連発するので、近所のたこ焼き屋へ行って、近くの公園でレジャーシートを広げて食べた。これだけで、家族中上機嫌になったので良かった。この模様はwebのGikoohの見聞記で公開中!

それから最後に、Gikoohは先ほど、昨日2日にミュージシャンの忌野清志郎さんが58歳で亡くなられたことを知った。昨年2008年の2月6日にNHKの「SONGS」という番組で病気療養から復活した感動のliveをテレビの前でかじりつくように観てから僅か1年3カ月後の訃報。清志郎さんはとても純粋で格好良くて好きな歌手だった。ご冥福をお祈り致します。
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