勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

怡然庵

2009-05-15 22:28:57 | Weblog
今日は勝福寺ホームページで、先日から度々話題にしていた庫裡(怡然庵)の門塀工事と造られたばかりの茶庭をupした。門塀は檀信徒の有難い寄進と気持によって建てられ、特に庭に関しては檀家であり庭師の御厚意で、それも寄付という形で素晴らしい庭に仕立てて下さった。

Gikoohは茶・花・香に加え、茶道具、文房具、庭木、石、灯篭など日本の伝統文化に強く惹かれている。数寄でたまらないのだ。もともと、幼い頃から日常的に触れてきたことが種となり、大人になった今、その種が開花して幹となり枝葉となりつつある。

庭があると、草取りや散水に手間がかかる。けれども、その苦労なくして茶を楽しむことは良いとは言えず、草を取って綺麗になった上で茶を楽しむことが大切なことだと思っている。もっと言えば、最初から極楽を求めてはならない。地獄があるから極楽があるのだということを知っておかねば、心は育たない。

明日の岡山は天気予報では雨らしい。法事もないので、和室でゆっくりお茶を飲みながら庭を楽しみたいと思っている。
コメント
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