勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

今週末は勝福寺寳燈展

2019-04-24 23:26:42 | Weblog
今月の護摩供は、寳燈展と重なるため、本日24日に修した。ご参詣の皆様有難うございました。

さて、今週末27日(土)~28日(日)の2日間、第10回勝福寺寳燈展「木工芸家・林鶴山さん追想展」を予定している。

今回は昨年2月に90歳で他界された木工芸家・林鶴山さんの遺作展を行わせて頂く。林さんの作品は、樹齢500年前後の欅が中心で、自然美の美しさを生かしたデザインが特徴だ。

林さんの作品と対峙していると、いつになく精神が潤い、心が閑かになる。それは木の生来の資質が上品なのと、その木目の美しさを作品に反映しているといえようか。

Gikoohは林さんを「心の師」として尊崇している。それは昔も今も変わらない。物事の考え方が、仏道修行者と似ているところも多々ある。Gikoohの説明では伝わりにくいかも知れないが、このたび、未来への文化の伝達を願って「倉敷ケーブルテレビ」により、林鶴山さんのアーカイブ(11分)を編集協力頂いた。当日会場内で、繰り返し上映する予定なので、関心のある人は是非お勧めしたい。というか、内容が本当に良いので、木工芸への関心有無は別としても、一度見ておいた方が、今後の人生の参考になると思う。

また、寳燈展ではお茶席も併設し、初日の27日は子供茶道の6年生も何席かお点前をさせて頂く予定だ。
28日は、午後2時から倉敷市立美術館から学芸員さんの記念講演「林鶴山の世界」があり、午後4時からは小編成の「呼松太鼓」の演奏があるなど、賑やかなので春うららかな勝福寺へ。
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