勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

李朝の薬研を花器に見立てる

2018-06-30 21:48:45 | Weblog
午前中は法事があり、午後は如常の1日。Gikoohは和花、洋花問わない花好きだけれども、花器も好きで、銅器、陶器、磁器、硝子、木材など色々とある。ただし、質素倹約を心掛けているので、作家物等は殆どなく、骨董屋で埃をかぶっているような物を掘り出すことが楽しかったりする。

これは、薬研(やげん)といって、本来は薬草などを処方する道具として珍重されていたと思う。Gikoohはこの古びた風合いに心惹かれ、花器に見立てている。時代は李朝期。生活空間に生きた花が少しあるだけで、部屋の雰囲気は格別になる。
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