勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

日々、自分の生命と役割を想う

2018-06-11 21:39:18 | Weblog
6月に入ると、久代地区ではそこここで田植えが始まり、鏡の如く清らかな澄んだ水面には小さな苗が縦横に行儀よく並ぶ。何て美しい風景なのだろう。

近年、総社市内でも田畑がいつの間にか宅地へと姿を変え、しばらくすると家が建つ。時代の流れとは言え、神仏から授かった天地の恵み、ご先祖様から受け継いだ田や畑が、簡単に売買される時代。

余程の天変地異が起こらない限り、少子高齢化の次の時代は人が減っていく。田畑だけではないが、今、自然を壊して利便を追うことが本当に必要なのだろうか…。

久代は、古代吉備王国の名残が色濃く残り、稲作が盛んで、恐らくこの田園風景は1000年以上前から殆ど変らないのだと想像出来る。この原風景が、いつまでも続きますように…。

さて、写真は「吉備津神社」の回廊から眺めた紫陽花畑。昨日の10日に訪ねたのだが、3割~4割といった開花状況だった。それでも見応えがあって良かった。Gikoohはこの御宮の雰囲気が好きで、沢山の人を案内させて頂いているが、その理由をいずれ書きたいと思う。

コメント
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