勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

8月24日は地蔵盆。23日は前夜祭。

2016-08-23 22:54:55 | Weblog
8月24日は「地蔵盆」。中村一先生の『仏教語大辞典』によれば、地蔵菩薩を講讃する地蔵講・地蔵祭りをいい、中世以後疫病を除き、死後の利益を願って、毎月24日、斎(食事)を設けて講が行われた。特に、7月24日、岡山地方は月遅れの8月24日は地蔵盆と称し、おもに児童の祭りとして町々に地蔵尊を安置し、供物、燈明をかかげて祭ったものらしい。

お地蔵様はお釈迦様の死後、弥勒菩薩が世に降臨するまでの無仏時代に現れて、人々を救う菩薩。左手に如意宝珠、右手に錫杖を持つ。鎌倉時代以後は、民間信仰に取り入れられて、賽の河原では童児の救済者として和讃にまで取り入れられて、様々な形に発展してきた。子安地蔵、子育て地蔵、水子地蔵などがそれだ。

Gikoohのふるさと、倉敷・呼松町では8月24日の前夜23日夕方に、お町内3か所で伝統の地蔵祭りが行われており、我が子を連れてお参りに行かせて頂き、お接待のお菓子を沢山頂戴した。子供達にとっても貴重な体験だった。皆様の町ではいかがだろうか?

そして、Gikoohは昨日から1泊2日で家族旅行に出掛けてきた。時間のある時に、今夜の地蔵祭りを含めて久々に見聞記をupしたいと思う。
コメント
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