勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

棚経での出来事

2016-08-17 22:22:24 | Weblog
如常の1日。世間では今月、Olympicに甲子園、プロ野球はセリーグ広島Carpが今のところ1位と、何かと気分が高揚傾向な人も多いのではなかろうか。Gikoohはかつて友人とCarpの応援に行き、名物・スクワット応援!?に参加したことがあるけれど、球場独特のあの一体感は平和で良かったナ。

今夜は棚経でのプチ感動話を。Gikoohがある御宅へ伺うと、三世代が勢揃いされていた。読経後、家を後にして他の家を数件巡り、再び近隣宅をバイクで走っていた時のこと。

先ほどのご一家は自宅近くの墓参から帰る道中で、Gikoohとすれ違う際に先頭を歩いていた小学高学年の女の子がすっと帽子を脱いで会釈をしてくれた。すると、その兄弟やご両親など次々に連鎖が起こりその場を去ったのだが、今の時代にこんな清らかなな行動が自然に出来る行為にとても感心した。

現在は、地元小学校の運動会でさえ国旗掲揚・降納の際に脱帽の指示はなく、これは恐らく熱中症対策云々の理由からだと思うのだが、日本の象徴である国旗や国歌に対して礼儀を欠くことは、我が国の将来を見ているようで暗澹たる気持ちになる。

先ほどの子供さんは、その子本来の素養も勿論のこと家庭での教育が素晴らしく、Gikoohも見習いたいと思った。
コメント
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