勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

日記

2009-02-10 22:28:40 | Weblog
午前中は寺務や仏器磨きの作務、午後からは来客が続いた。1月29日の日替わりで触れた先輩が来山され、御香を聞いたり、新しい護摩壇をご覧になられたり意義深いひと時になった。御香は平素から馴染んでいないと、どれを聞いても同じような薫りと感じてしまうのだけど、先輩は御香好きなので、ジャワ島で年々減少しながら産出されている希少な沈香を少しだけ焚いてみた。炭の熱で樹脂がまったりと溶け出す雅な光景…。違いの分かる通な人と共通の話題で盛り上がるのは楽しかった。また御香はご本尊さまのご馳走なので、出来る範囲で上品なものを供香したいと思っている。

夕方は、味噌の仕込みを依頼するため麹屋さんへ向かった。勝福寺では、地元で採れる米を持ち込み、1年間分の味噌をまとめて仕込んでもらっている。お店は総社では勿論、岡山県下でも名の知れた麹店で、Gikoohも長年お世話になっている。味噌に使う大豆、塩、水は厳選されているので凄く美味しい。仕込みの依頼をしてから、手元に戻ってくるまで約2ヶ月。そこから更に2ヶ月~3ヶ月ほど熟成させて出来上がりだ。

さて、昨日の日替わりで書いた「塩地」の丸盆をこちらでupしている。
コメント
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