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2022年度朝日大学公開講座  街道と地方創生

2022年09月03日 23時48分00秒 | 各種講座

朝日大学の公開講座です。「街道と地方創生」と言うタイトルのチラシ広告が新聞に入っていました。街道と言う演題に興味が湧き、聴講を申し込みました。
第1講座志田 威氏による講演で「街道の魅力・見所」と「街道観光による地域活性化
~東海・中山道と美濃路を身体作りとまちづくり~でした。講師は国鉄そしてJR東海の要職を務めた人です。ご実家が蒲原宿で醤油の製造をしており、平成13年から資料館として開放しておられます。
第2講座谷 喜久男氏が講師で「地方を元気にする男」と言う表題の講演でした。


新聞に入っていたチラシ広告です。
街道と言う文字に興味が湧き受講を申し込みました。




会場は瑞穂市の瑞穂市総合センターです。「サンシャインホール」と言う1,000人以上収容できそうな立派なホールでした。



今回のテーマ。
街道と地方創生です。


第1講座
「街道の魅力・見所」と「街道観光による地域活性化」
~東海・中山道と美濃路を身体作りとまちづくり~

第1講座の講師。
志田 威氏です。
蒲原宿のご実家は醤油の製造をやっておられるようです。
そして志田邸・東海道町民生活歴史館の館長を務めておられます。



           本日の講演構成
(1)街道の魅力・見所
 ①街道・宿場とは
   1.家康が宿駅制度を創設した
    公務旅行・公文書のために人馬継立を義務付けた
   2.近代日本形成の原点

  東海道伝馬制の変遷

    ①家康が発案 :伝馬制創設(慶長6年 1601年)

    ②2代秀忠が拡充 :髭茶屋追分から大坂まで分岐延伸

    ③3代家光が完成 :最後の庄野宿を設置し「京への53次」と「大坂への57次」が完成
 ②魅力の数々
  歴史的遺構・舞台の存在
  律令時代の街道
 ③主な見所


自然との触れ合い
  ・箱根杉並木
  ・千本松原




さった峠と富士山



(2)街道観光による地域活性化
地元の事情に合わせ、遺構多角的取組
・江戸期建造物  (含む、復元・)
・街道関連施設 (高札場、道標、常夜燈など)
・古民家の整備・活用 (休憩所、案内所、資料館など)
・展示コーナー併設の休憩所・地場産品販売所など
・若年層向け施策 (SNS、YouTube)
 〇大規模投資よりソフト面で対応が現実的
 〇「学ぶ観光」の意義・楽しさを広め「学べる宿場造り」を
 〇周辺宿場との連携(分担、情報・資料交換等)が重要
「学ぶ観光」を考慮し、生徒たちも関心を持つような「優しい・基本的解説」等の検討
  ①展示・解説の対象
  ②展示場所
  ③効率的な管理
  ④教育界・商工会等との連携
   例 小田原  街角博物館

(3)これから街道散策を始める方に
 ①国の選定箇所を優先的に
  1.重要伝統的建造物群保存地省(文化庁)
   奈良井宿、関宿、妻籠宿
  2.歴史国道(旧建設省) 全国で24ヶ所
    ①関宿 伝建群で紹介
    ②藤川宿 旧家 銭屋の揚げ階段
    ③間の宿 岩淵宿
  3.日本遺産(文化庁)
 ②国宝、重要文化財、史跡等も忘れずに
  1.国宝 久能山東照宮、石清水八幡宮
  2.小休本陣 大角家(石部宿~草津宿)
        掛川城御殿

東海道延伸区間  

54番伏見宿 56番枚方宿 57番守口宿

美濃路散策

東海道熱田宿と中山道垂井宿を結ぶ街道、美濃路です。
大須観音や清州城などの見所が有ります。



幕末の主要街道です。


広重の浮世絵

・変化に富み、魅力的
・スポンサーを紹介



浮世絵の中に白粉や白髪染などが紹介されている。



絵の中に版元や彫師を紹介しています。
浮世絵の中の文字には広告的な意味も有ります。
PR的に描かれているとは知りませんでした。
これからは浮世絵を注意深く見て行こうと思いました。




最後です。
街道散策を勧めておられました。


受講して
浮世絵の中の文字には、版元を紹介したり白粉の広告で有ったりするのを知りました。今後は浮世絵を注意深く見て行こうと思います。
東海道を京都から歩き始めました。京の向こう。伏見宿や枚方宿。京都の先の東海道を歩いて見たいと思いました。
講師から「街道は雑学の宝庫」と言う言葉が有りました。
私、2020年1月から2022年4月に掛けて東海道を歩きました。街道歩きで沼津に向っていた時に富士市の立圓寺と言うお寺で船の大きな錨を見ました。海岸に船が打ち上げられた時のものでした。
藤枝を歩いていた時です。岩村藩領の傍示杭跡が有りました。美濃の国から遠く離れた地です。こんなところに美濃国の岩村藩領が有ったのを見かけました。
講師の地元である蒲原宿を歩いた時、斜面に大きな鉄管が設置して有りました。水力発電をやっているようでした。蒲原に大きなアルミの工場が有るのは知っていましたが、企業が水力発電所を所有しているのは知りませんでした。莫大な電気を消費するアルミ工場だから自前で水力発電所を持つようになったのでしょう。周囲を見ずに歩けばそれまでですが、好奇心の眼で歩けば色々の物が見えてきます。発見が面白いです。
街道を歩くと、このように色々の事を発見する事が有ります。
私は、講師が言われるように、まったくその通りだと思いました。




第2講座 地方を元気にする男

講師 谷 喜久男氏です。
講師は新東通信と言う会社の社長を務めておられます。
愛知万博に関わったりしたと言う事でした。




サラマンカホール   パイプオルガン  辻さん。
パイプオルガ製作者
サラマンカ大聖堂の名を引用。

日本・スペイン文化センター   美智子ホール

愛知・名古屋はお金持ち。  名古屋メシ 金横丁を企画。
夢童百合子  春姫道中。
苦しい仕事は人を育てる。  ドバイ万博



愛知万博でアフリカ共同館に携わる。
金にならない国を扱った。



受講して
講師の広告会社のトップとしての取組。
そして、色々の苦労話を聞くことが出来ました。



最後に
朝日大学の公開講座。
このような機会を設けていただき、良いお話を聞くことが出来ました。

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