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7/13. 初めての・・・化学工場   東亜合成名古屋工場を見学

2016年07月13日 23時41分20秒 | 見学 ゆうゆうなごや

「ゆうゆうなごや」の集まりが有りました。今回は化学工場を見学するというものです。あの瞬間接着剤「アロンアルファ」のメーカーです。
アロンアルファを製造しているのが東亜合成株式会社でして、東亜合成を知らなくても、アロンアルファは知っていると
言ったところではないでしょうか。アロンアルファを製造しているのは名古屋工場ではなく、高岡工場だと言う説明でした。それに、アロンアルファは会社の生産額の3パーセントなのだそうです。


集合場所は金山駅のバス停でした。
12時22分発のワイルドフラワーガーデン行きの市バスが来ました。



こちらは東亞合成名古屋工場の東工場です。
只今から入らせていただきます。




工場の表示看板。
ISOを認証取得した工場です。




これから入ります。
雨が少し、パラ付いていました。
この先は、撮影が禁止となる場所です。
カメラをバッグに入れました。


工場の概要
最初、講堂に案内されました。
説明に当たってくれたのは、高村さん。真野さん。伊藤さんです。
伊藤さんは髪の長い綺麗なお嬢さんでした。長い髪でしたが、ヘルメットを被るので、後ろで束ねていました。
室内ではDVDの試写が行われ、会社の概要が説明されました。
下の資料は配布された資料ですが、これと同じものがDVDで試写されました。


左は説明の表紙となる部分です。
右は名古屋工場の概要です。
工場敷地が73万平米です。73万平米と言っても、ピンと来ませんがナゴヤドーム7個分だそうです。
工業用水と電力使用量が載っています。想像ですが、愛知用水から工業用水として取水しているのかもしれません。それに電力ですが、以前愛知製鋼を見学した時、南側に火力発電所が有りましたので、アチラから電気が来ているのではと思いました。



左は名古屋工場の事業分野で、基礎化学品。アクリル製品。機能製品を製造しています。
右は一例として、原塩から化学品を製造しています。
海外から輸入した原塩を電気分解して、苛性ソーダや塩素を製造しています。製造工程で電気分解するのであり、その時に大量の電力を必要とします。



アクリル製品と機能製品の製造の説明です。

3つの実験
東亞合成で生産している製品の紹介です。
1.吸水ポリマーの特性。
吸水ポリマーは白い粉体です。ビーカーに粉体を入れ、底に水を注ぎ、どのようになるかを見極めました。
吸水ポリマーは紙おむつなどに使用されているものです。水を注ぎ、どれ程まで含水できるか確かめました。

これから実験をしようとしているところです。
この実験は、カメラ撮影が許されました。




吸水ポリマーに水を注ぎこんだ後のものです。


増粘剤の実験。

大きい容器と小さい容器が用意されていました。
大きい容器に小さい容器の液体を注ぎこむと、一瞬にして凝固しました。
粘着性の有る物体に変身しました。


大きい容器にまた、別の液体を注ぎこみます。




また、一瞬にしてシャビシャビの液体に代わりました。
魔法か、手品を見ているようなイメージです。
この時。頭に浮かんだのは「伝次郎の科学教室」(字が違っているかも知れません)。この時の様子からこのような事が浮かんだのです。
子供が居たら面白がるだろなと思いました。

増粘剤ですので、シャンプーに使ったりすると言っていました。

アロンアルファの強度。

真鍮の金具にアロンアルファを1滴垂らしました。
そして、接着です。



上のバーからロープを垂らし、そして、接着した真鍮部品が途中に入っています。
女性の体重は50キロ前後だと思います。
その重さに耐えました。
アロンアルファの特性として、上下の引張りには強いが、横からの衝撃には弱いそうです。それに湿度も影響するのだそうです。今のような梅雨の時期。湿度が高いので強度が発揮できません。


工場内の見学
2台の車に分乗して工場敷地内を案内して貰いました。保護眼鏡にヘルメットを被り万全の姿です。
広い敷地です。化学工場でプラントが見えます。高い設備が見えましたが精留塔と呼ぶのだそうでした。化学反応を行うので、高さが必要なのだそうでした。
案内されて、先に見たのは塩化カリの倉庫です。白い原料が山となっています。この原料はカナダ来ていると説明が有りました。
続いて向かったのが、塩化ナトリュウムが堆積している場所です。これは海水から製造した塩でメキシコやオーストラリアから輸入しているのだそうです。大量の塩で、白く雪が積もっているようなイメージでした。

敷地内にはレールが敷設して有りました。今は鉄道で輸送はしていないのだそうです。液化塩素や苛性ソーダのタンクローリーを何台か見かけました。次亜塩素酸ソーダも生産していました。現役時代に勤務していた所へ次亜塩素酸ソーダのローリーが着ていました。職場では略して次亜と呼んでいたのです。この言葉。懐かしい響きです。
係員からの説明に有りましたが、この工場は製品の原料を製造してタンクローリーで移送して居る事が判りました。製造過程で生じる水素は隣のイワタニへパイプで送っている言っていました。
また、電気分解を行っているので大量の電力を使っていることも判りました。

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3 コメント

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日本の底力 (サハシ)
2016-12-31 19:59:11
 熱田神宮の御神体、草那芸之大刀がスサノオの手で取り出されたという、島根県安来市の日立金属安来工場に行ってきましたが、大同特殊鋼よりも巨大なプレスがあって、迫力ありましたね。
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日本の底力 (Kオジサン)
2017-01-01 10:28:29
サハシさん。こんにちは。
熱田神宮の宝物が草薙の太刀と言う程度の知識でした。
このように難しい字を使うのですね。

安来工場と言うと、安来節の有名な所と言うイメージです。デッカイ、プレス機、一度見てみたいです。

コメントありがとう御座いました。
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マルテンサイト千年 (歓喜の歌)
2024-06-14 15:53:40
一万トンプレスか。名称も変わって今ではプロテリアルっていうんでしょ?グローバルな感じもいいですね。
返信する

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