寒さも和らぎ、晴れてきたので早速散歩に出かける。この別荘地内を歩くのはなんだか久しぶりだ。雪は道路上はほとんど溶けて道端に除けられたものが残っている程度だ。それでも溶け出した雪が石や舗装道路の上に来ると凍って滑る。坂道で油断をしていたら氷に足を取られ転んでしまった。
つくづく足腰が弱ってきたなと感じるがこれに懲りず散歩を続けないとますます弱ってくるだろう。見上げれば空はいよいよ青く、八ヶ岳はくっきりと聳える。雪を纏った山頂は薄く雪煙を上げているようにも見える。
若い頃は挑戦意欲を持って眺めていた銀嶺も、今はひたすら眩しく綺麗なものだと感じる日々である。
こんな日は歩いていても気持ちが良い。
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