遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

お知らせ

Twitter で更新情報が観られます。やってる方はこちらからフォローどうぞ。
http://twitter.com/gaiki_jp

何かと支障が

2016-02-12 16:34:08 | 雑感



一昨日は、JC時代、支えてくれたスタッフとの飲み会を予定していた。いつものメンバー4人で顔合わせをするはずであった。前日幹事役から一名欠席の連絡があり、どうするかと相談があった。私は勿論開催の旨連絡した。

幹事役が会場の手配や、メンバーへの連絡など手を煩わせていたのを無駄にしたくない、と思ったからではあるが、もう一つこの歳では明日何があってもおかしくないから、できる時にやっておきたいというのもあった。

当日、会場に行ってみると二人来ているはずが、一名のみ。もう一人も急遽欠席となった。二人になってしまったのである。残念ではあったが、残った二人で始めたのであったが、それはそれ結構楽しい宴となった。
来し方行く末、ハワイや石垣島など南の島の話題など体験話等で盛り上がった。

JC卒業後40年以上の月日が流れたが、やはり同じ釜の飯を食った仲間との話は楽しい。

読書の冬

2016-02-11 03:36:26 | 


中村文則「最後の命」講談社文庫 2007年刊

このところ寒い日が続く。寒いとやはり家の中に縮こまってしまう。家人は寒い吹きっ晒の屋外はヒートショックの元だから、出かけないようにと宣う。私もズボラだからそれをいいことに外へ出ない。かくして読書に耽る。昼間から小説を読みふけることになる。

これは畏友にお借りしている小説群の中で初めて手にする著者だ。帯に「小説の魅力。人間の本質。すべてが詰まった作品。」、ついに映画化決定。主演柳楽優弥。とある。しかし一読してよく理解できない。なにか登場人物の内面の告白が書き連ねてあるだけで、鬱病の人はこんな精神状態になるのかなあ、と思ったりする。解説には「深読みをするとまた別の面が見えてきて面白い」などと書いてあるが、どう深読みするのか私にはわからない。

何となく太宰治の「人間失格」を思い起こさせる内面描写ではある。歳を取ってきて、複雑なことに頭がついて行けなくなっているせいなのだろう。もう一冊くらい読んでみないとわからないかもしれない。


得意ゾーン

2016-02-10 03:26:58 | 


池井戸潤「不祥事」講談社文庫 2007年作品

本編はTVドラマ「花咲舞が黙ってない」の原本である。半沢直樹シリーズの原型ともいうべき作品である。
舞台は得意の銀行、お定まりの派閥争い、現場の不正、策略、それを暴く主人公と言ったストーリーである。

解説に元銀行員とあるのでやはり著者は銀行勤めの経験者だったのだ。やはりそうでなければここまでリアルには描けないだろう。しかもこの段階では「倍返し」などという過激な結末ではなく、常識的な解決法をとっている。それがまたリアルである。

TVは見なかったが、再放送でもあったらぜひ見てみたいと思わせるに十分な小説である。

勉強会OB会

2016-02-09 12:59:06 | 雑感
   熱田神宮の杜
    本殿前は静か
    知恵の神様 上知我麻神社
    八剣神社
    本殿前で
    変わった記念撮影

かって現役時代、毎月第三水曜日の朝ホテルに集まり、色々な分野の方からお話を伺うという勉強会をしていた。メンバーが徐々にリタイア-して現役を退き、OB会に移行した。最近は年一回熱田さんにお参りをして後うなぎを食す会になってきた。

今年は春節の8日に行うこととなった。夕方境内で落ち合って揃ってお参りに向かう。2月に入り午後ともなって人影はまばらである。家族の健康、孫の成長を願って参拝を終えた。ここ熱田神宮は草薙の剣と鏡がご神体だが、境内にはたくさんの神様が祀ってあるそうだ。これらを周るだけで丸一日はかかってしまうという。正に八百万の神様の集合体である。

本日は本殿参拝の後、とりあえず知恵の神様にお参りし孫たちの学業進展をお願いした。その後は近くの名古屋めし総本山ともいうべき、ひつまぶしの蓬莱軒に上がり、一年の抱負や来し方行末のよもやま話に花を咲かせた。

まずまず気持ちの良いメンバーだけあって、何時もながら話は弾み、閉店間際まで盛り上がった。ちなみここで飲んだ日本酒の冷酒は「くさなぎ」であった。

   一年の抱負を語り合う
   ここでも記念撮影

ご存知エンターテイメント

2016-02-08 02:31:40 | 


池井戸潤「空飛ぶタイヤ」講談社文庫 原作2006年刊

ご存知半沢直樹、「下町ロケット」シリーズで名を馳せた池井戸作品である。この前読んだ桐野夏生が私にとっては少し難解なのに比べ、これは水戸黄門様に匹敵するくらい判りやすい。半沢直樹では銀行内部の上層部対現場、「下町ロケット」では、大企業対中小企業とわかりやすい構図で楽しませてくれた。ここでは10年近く前にリーコール騒動を起こした三菱自動車と、三菱グループを髣髴とさせる企業集団を相手に戦う零細運送業者の奮闘物語である。

こう言う構図は政治の世界で言えば小泉純一郎や橋下徹がよく使う手である。嫁姑の争いがホームドラマの定番なら、この権力者と現場というのは池井戸作品の定番であろう。しかし、彼のリアリティは組織描写にある。単純な悪代官と庶民という構図ではなくて、権力を握る側にもそれなりの事情があることをしめしている。組織内部のバランスを保ち、一方的に悪者にしないところにリアリテイを持たせる。著者はまるで自分が銀行員であったように、組織の力関係や動き方を熟知している。

ただ権力側の崩壊の端緒は、いつも体制内部の反抗児、正義感を持った人物からというのがパターン化しているのが惜しい。しかしエンターテイメントとしてはやはり最高である。終わってしまうのを惜しく感じるほど早く読んでしまい上下を二日間で楽しませてもらった。

庭の白梅

2016-02-07 11:45:40 | 雑感
わっと咲き出す

猫の額ほどの我家の庭に一本の梅の木が植わっている。ふと気が付くと白梅が一斉に花をつけている。そういえば散歩の途中の日高公園のしだれ梅は、だいぶ前からちらほら咲いていた。

梅は桜と違い、外気に左右される気配なくカンと寒い日に冷気に抗い、一輪ずつ花開かせる趣がある。よく見ると緑の枝を真っ直ぐ空に向け伸ばしながらだ。日の長さに反応するのだろうか。

寒さが緩み、累積気温が600度になる頃咲き始めると言われる、桜と違い、古武士の風格がある梅には好感が持てる。

そういえば昨年は今頃、熱海の梅園、河津桜を見に行った記憶がある。あれもまた素晴らしかった。




鉄の馬

2016-02-06 05:52:16 | 雑感


    道路を支える橋柱

所用があって伊勢湾岸道路、名港トリトンを通った。岸壁に立ち並ぶ沢山のクレーン、ここを見る限り不況の匂いはしない。

しかしよく見るとこのクレーンが馬に見えてくる。キリンと見えなくはないが、少し首が短くやはり馬だ。荷揚げや荷降ろしにはなくてはならぬものなのだろう。貿易出荷額日本一を続けている愛知県を現場で支えているのはこうした機材だ。

海辺に集う馬の群れを見ながら、彼等のおかげで我々も豊かな生活を支えていただいているのだと感謝を禁じ得ない。

難解な心理描写

2016-02-05 05:34:47 | 


桐野夏生「柔らかな頬」1999年講談社刊

このところ、畏友から借りた本で上下二冊の本をよく読む。この著者も初めてだ。女性主人公の内面描写が主で、ミステリー仕立ての方はあんまり力が入っていないようだ。しかしこの内面描写が難解である。主人公がW不倫をするのだが、そのきっかけなどはかなり説得力があるが、あまりにも複雑である。

不倫のさなか、娘が謎の失踪をする。そこでストーリーが展開するが、謎解きなどはなく、がんの宣告を受けた、ハードボイルドな退職警察官とのからみが主となる。娘の失踪の謎解きは可能性として、夢の形や、伝聞など5つのパターンを提示するが、それはいずれも可能性を示唆するだけで、読者に委ねている。

私が歳を取ってきたせいなのか、どうもこう周り道をするような物語は苦手になってきた。

休日の休日

2016-02-04 05:03:12 | 行ってきました
    アウトレット
    レトロな町並み
    陸に上がったマングローブの大木

ゴルフコースの帰途、のんびりと海岸端をドライブし、アウトレットに立ち寄ったり、レトロな町並みを散策したり、港を冷やかしたりした。アウトレットは女性軍のテリトリーで我々男性軍はとんと興味はなかったが、レトロな町並みは面白く、丁度日本の昭和の町並みの再現に近い感覚を味わえた。公園には友好親善で送られた(何処の国か忘れたが)マングローブの大木が植えられ、直径数十mにも広がる枝を張っていた。

海岸には大型クルーザーが泊まり、フィッシング帰りの船が、釣った魚に氷を入れていた。数匹のマグロと7,8匹のシイラを水揚げしていた船もあった。

またフリーマーケットも少々覗いた。4時を回っていたので、人は殆どいなかったが、現地の人の出店で地元工芸品や椰子の実、ココナッツなどを店頭に並べていた。

マウイ島初日に立ち寄った、アヒ(カジキ)のハンバーグのファストフード店へ立ち寄り、晩飯を購入し、コンドミニアムで夕食。マウイ島最後の夜はのんびりと過ごせた。

   クルーザーの泊まる港
   シイラを揚げる人達
   枯れ木のオブジェ
   海岸端のレトロな建物
   フリーマーケットの出店
   本日の夕食

PGA初戦の舞台

2016-02-03 14:20:48 | 行ってきました
    山頂まで風力発電のファンが設置されている
    ゴルフコース入口
    クラブハウス入口
    プロショップ
    1番ホール
    勝利を決めた18番ホール・グリーン

マウイ島4日目はフリーデイ。朝ゆっくり起きて、小マウイの北側にあるゴルフコースにブランチをしにゆこうと協議一決。このコースは本年のPGA初戦=トーナメント・オブ・チャンピオンズがつい一昨日まで開かれていたところである。昨年一年間のPGA公式戦優勝者のみ参加を許されるトーナメントだ。

風力発電のファンが林立する山肌を見上げながら、車で小一時間北上し、カパルア・ゴルフコースへ。沢山のコースやロッジなど建物があり、目的のプランテーション・コースが何処にあるのか迷う。道を聞きながらやっと到着。まだ仮設スタンドや、大会機材などの片付けが終わってないコースにくると、27アンダーでジョーダン・スピースが圧勝した余韻が伝わってくるようだ。

広々としたコースで、全長7411ヤード、パー73のチャンピオンコースは長い。1番は海に向かって打ち出してゆく豪快なホール。18番ロングホールは左から右へゆったりと広がる663ヤードの打ち下ろしホールだ。緑あふれるコースを愛でながらゆっくりとブランチを摂った。窓の下が18番の第3打目を打つ辺りで、次々とプレイヤーが通過する。上手い人もそうでない人も、楽しんでいる様子が手にとるようだ。

何時かはは我々もここでプレーしようと義弟と約束をし、コースを後にした。