blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

12月15日 6年ぶりの再会

2012-12-15 | 農作業
井戸が凍り、芝生広場は真っ白。      落ち葉も真っ白

でも 一時間もたつと、霜は消えます。ただ 野菜たちは凍ったまま・・・・
収穫できる時間が 遅くなりました~出荷がおくれます~byのらペン

昼過ぎに農園に着くと梅の植え替え作業は終わっていた。

乾燥小屋の修理をしようと準備に取りかかると寒い中、
作業を始める私を気遣って早紀さんがストレッチをコーチしてくれた。



6年前まで農園に来てた新座の凌也君がやって来た。

久々、農園作業を始めた凌也と小学校以来の友人幸宏。

大学4年生になった凌也君、卒業を控えて障害者の就職活動にチャレンジした。
作業を終えて火を囲んで、障害者の就職活動の厳しい現実を語ってくれた。



昨日官邸前でもらったポスターを自宅の外壁にはる事務局長
ポスターには「原発のない未来のために」の言葉が。

作業終了後、農園代表、リョウヤ、幸宏がうちにやってきて、
ニカイで茶をすすりながら語る。
代表、リョウヤの卒後の人生相談に応じつつ、
彼とユキヒロとの関係を評して、「のっぴきならない関係」と称する。

互いに迷惑かけたり、面倒さを共有し、一緒に生きている。
この三要素があることが大事。 
のっぴきならない関係」はスマートでないので拒否されるが、
のスマートでなさの先にこそ、分かち合いとか、
シェアとか、脱成
長の思想があるようにも思う。
そしてまた、スマートでない、
この
都会の果てのまちだから「のっぴきならさ」が、
いち早く顕在化し
ているようにも思う。
以上、なかなか多くの人には伝わらないと思うが、備忘録として。
そして、来年の農園にしろ、風の学校にしろ、
あるいは教員として
の仕事にしろ、
あるいは研究にしろ、自分にとって焦点になるのは、
この「のっぴきならなさの中に生まれる世界」だろうな、と予期
する。
                                  by事務局長

郡町村会長の辞職井戸川双葉について

2012-12-15 | 龍神伝心
井戸川双葉郡町村会長の辞職について
井戸川町長はいま孤立しています。
彼を追い込むのは、誰
のためにもなりません。
                by Atsushi Funahashi
-----------------------------------------
「郡町村会長の辞職井戸川双葉について」
12月10日 井戸川双葉町長が、双葉郡町村会長を辞職しました
その後、井戸川町長に直接聞いたり、
福島県内の他の市町村の方々
にきいた情報を元に、
僕の見解を書きたいと思います。

中間貯蔵施設建設の議論に際し、井戸川町長は、
国に対し、放射性
廃棄物を生み出すことになった
今回の事故の責任がどこにあるのか

(言い換えると、誰のせいでこの汚染が引き起こされ、
その犠牲
として双葉郡の一部が中間貯蔵施設を背負わされるのか)、
最終処
分場はどうなるのか、をはっきり示すようにと何度も求めてきました。
それには応答せず、国は他の市町村の囲い込みを進め、
さらに
佐藤県知事、広野町長など直接施設に関係はしない市町村が
「復興
をおくらせるな!」という流れに乗っかっている。
空気だけで物事
が進められ、
「誰の責任なのか」(=もちろん国・東電であり、そ
れを国は明確には認めたくない)と
ロジックを突きつける町長のよ
うな人物は煙たがられる、というのが現状況です。

たしかに対話の輪を打ち切った町長にも非はあると思います。
しかし、日本の歴史上初めての原子力災害で、責任者が明確にされることなく、
地方都市がそのゴミ処理を背負わされる、というのは
正しいのでしょうか。
これは国に都合がいいばかりでなく、
その町
で生きる権利を剥奪された人々の、生存権を侵しています。

求められているのは、
まず第一に、双葉郡の人々の生きる権利を確保して
(事故の責任者
(加害者)による仮の町設置・賠償)

第二に、その故郷に、
申し訳ないが核のゴミ溜めを作らせてもらう
交渉を始める
ことだと思います。
それが物事の順番ではないでしょうか。
それをうやむやにされ、ロジックもなく「復興」の名目の元に、
染・中間貯蔵施設建設が進めるのは、
双葉郡の他の市町村にとって
も自らの生存権を侵す、
つまり自分の首を絞めていることになりま
す。

井戸川町長は「混乱を避ける」ため辞任した、と言いました。
町村会の和を乱すことは、良くないのでしょう。
しかし、集団がなんとなく空気に流され、自らの権利を冒涜し、
滅してゆくときは、どうすればいいのでしょうか。

成熟した大人として、ロジックに基づいて、対話が開かれることを望みます。
これがまた、「空気」としてマイナスイメージを生み、
双葉町長の
辞任要求へ悪影響を及ぼすようなことがないよう、祈ってます。
by Atsushi Funahashi 舩橋淳
(映画「フタバから遠く離れて」監督) 
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001212110001
続きを読む