blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

福祉農園の実績とは

2017-01-31 | 季節の便り

今年度の実績

1.業務の内容

障害者が、農園ボランティアや地域の人々と共に見沼の農地を守り育む活動を通して、また見沼たんぼ福祉農園で農業しながら地域で共に生きる共生社会を創造し、障害者をもつ人々の社会参加と地域社会への貢献を進めている。

 

2.これまでの実施状況

稲作と違い畑作を行う福祉農園は、1年を通して営農を行う必要がある。

このため正月休みをのぞいて、休むことなく農作業や農園作りを行っている。

営農集団として「立ち上がる農山漁村」に選任され、会員組織の熱心な活動に加え、地域の農家の支援や、本田技研工業などの応援により見沼の農的環境の保全と活用の任を果たしてきたことを誇りに思う。

 

3.上記実施状況に関するコメント

(良かった点、反省点、改善点など自由に記入してください)

残念なことは、福祉農園の設置者埼玉県が、開園以来20年目を迎える福祉農園の設置条例や要綱を定めていないことです。このため福祉農園は法的には農業施設でも、農業施設でもない曖昧な状態で放置されてきました。福祉農園の全ての活動は会員や農園ボランティアの自己負担、自己責任で行われています。

営農活動に関るリスクに関して、農業共済のような制度的保障もありません。

開園以来、農園ボランティアとして毎日のように農園に通い、農耕を通して見沼田んぼの環境保全に貢献している障害者たちは、未だに認定就農者になれない現実があります。

障害者による営農活動を発展させ充実させるためには、農家資格を持たない障害者による農芸活動に対する制度的位置づけや、持続的に農業や環境保全活動を可能にするための体制作りが必要です。

 


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