blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

11月23日 今年も晴れ見沼田んぼ福祉農園の収穫祭

2013-11-25 | 共生社会のデザイン





土井市議の感慨
見沼田んぼ福祉農園の収穫祭にお招きいただき、
短い時間ながら、いろいろな人と話をさせていただいた。
四国から来た方。40年前に原発誘致の話が浮上した際、
自民党の地域の幹部だったが断固として反対し、
結果的に阻止することに繋がった。
が、この30数年間、
「あんたのお陰で地域の発展が妨げられた」と厳しい目で見られた。
この空気がガラッと変わったのは、福島事故であった。
福島県伊達市から来た方。飯舘村で生まれ育ったが、
原発事故を境に、住めなくなった。
原発からは距離はあったが、風に運ばれた放射能によ...り、
その値が最も高い自治体の一つとなった。
その方は、もう戻らない、と断言した。
3年後の平成28年には帰村宣言が出されるが、
1年しか補償期間がなく、その後のことを考えると、
ほとんどの人は戻れないだろう、と言っていた。
60歳を超えていらっしゃるように見える。事故の罪深さを実感した。
我々首都圏の人間は、東電や政府だけを糾弾すればいいというものではない。
首都圏の電気を賄うための発電所が、事故を起こし、
そこに住めない方々を大量に生み出してしまった責任を痛感した。

11月23日今年も晴れの収穫祭

2013-11-25 | 共生社会のデザイン


本日は農園協議会メンバーの浦和北ロータリーが大活躍。

その縁で、社会的排除を受けている子ども・若者へ並走型の支援を行っている
さいたまユースサポートネット、ホームステイしている留学生たち、

支援を受けて海外留学予定の高校生たちなどがいっぱい。

わらじの会は、画伯のヴェーヴェーという挨拶の歌や、

火曜日に作業に来てますという門間愛さん...らの報告、

そして「農園協議会の落ちこぼれ」を自認・自慢する宣言などを。

 共同連の堀代表からは、
来年1月18、19日に与野本町コミセンで
「農事業 障害者 若者 農村と都市」をつなぐセミナー を開催し、
農園協議会の猪瀬代表にも発題者をお願いしているとの発言。
 昨年に引き続き四半世紀前に
高知で窪川原発建設を阻止した島岡さんやら、

飯舘村から伊達の仮設住宅に避難しつつ、
国に捨てられた民の生を発信し続けている安齋さんも。

宮城県角田市の米農家の後継者・面川くんや

後継はしないと明言しつつも
地域の生産物の共同販売所の
マドンナとして生きる堀米萌美さんにも再会す。


 帰宅後、社団法人埼玉障害者自立生活協会の前身である
埼玉社会福祉研究会の「通信」バックナンバーをめくった。
1989年8月発行の号に
「『農』・『都市』の問い直しと農園構想」と題するページがあった。
「見沼田んぼの開発に見られるような農業政策こそ問われなくてはならない。
土地開発と機械化。
薬漬け農業に対し、自然のサイクルに沿った農業を
町と村の人々が共同でつくっていく方向を模索すべきなのだ…」と。
by「わらじの会」山下