blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

4月15日 共生社会への社会実験 馬と生きる事始め

2012-04-16 | 共生社会のデザイン

今日も東京港区チャレンジコミュニティ大学の人々がやって来た。






23才になって浦和の街で暮らすまで、
自分は東京の山の手線の内側で生まれ暮らしていた。
馬と暮らしたことはない、馬達と2日間馬と過ごして、何故か「懐かしい」思いがした。
そのことを寄田氏に伝えると寄田氏は「それは未来への懐かしさ」と言った。

農業という方法による環境と福祉を実現する
共生社会への社会実験として始まった見沼田んぼ福祉農園
進士五十八先生に環境福祉の最前線と評価されことがあった。

「未来」の共生社会の印象・・。


見沼・風の学校が真夏に開催するサバイバルキャンプの実行委員長をつとめた
竜也君が猪苗代で馬と一緒に高線量地区に暮らす子ども達の癒しと再生を掛けた
牧場作りに旅立つ、彼が農園を離れるという実感がない、
むしろ実践的にこれまで以上に深まっていく実感がある。
共に共生社会へ長い旅に出る、懐かしい未来へ向かって・・・


4月14日 朝、雨、見沼に道産子が来る日

2012-04-16 | 共生社会のデザイン

雨の中、
会津の猪苗代でホースセラピーの牧場の作りに入る竜也君が火興しをしている。


飯舘村から伊達市に避難している安齋さんが応援に来てくれた。
安齋さんに指導していただいて鉈や鎌などを研ぐスタッフ。

良太氏は作業靴の整理と水洗い。

蕗と桜の毛氈

雨中農園を見て回るOut of Frameの坂上香さんと仲間たち

昼食準備。サラダを作り、そして少年がポトフの味付けをする。


ハウスの中で昼食。そして自己紹介をしながら歓談の時を過ごす。

大宮カヌークラブの小島さんが用意してくれたターフを建て馬の到着を待つ。


4月14日 雨中 2頭の馬が福祉農園へやってきた

2012-04-16 | 共生社会のデザイン

環境教育NPOインフォメーションセンターhttp://www.ryufo.com/
の沼田牧場から2頭の道産子がやってきた。道産子へ走る小学2年生


東京農大で馬等の動物達が人に関わることによって人に働きかける
可能性を研究をしている、川嶋舟さんも寄田さんと来園。
川嶋舟氏は紀子妃の実弟。東農大バイオセラピー科の講師で獣医。
川嶋氏は単身赴任で相馬と東京を往復している。
3月11日。相馬に向かう列車の中で被災。
地震直後、市長に掛け合いトラックを2台調達し13日に東京へ。
物資を積んで15日に相馬に戻り、18日にまた東京へ向かい、
20日に紙おむつなどの物資を運んで約10箇所の避難所に配布。
行動的な人、だから「前から福祉農園を見てみたい」とやって来た。


 馬を誘導する良太氏、  道産子2頭が到着してキャンプが始まった。

触れ合いから始まる交流


 


4月14日 道産子に騎乗

2012-04-16 | 共生社会のデザイン

高速道路2時間揺られてきた道産子を落ち着かせるために馴らす寄田さん

鞍をつけて騎乗準備

小2女子、こわごわと初めての騎乗、だんだん調子が出て2周目に挑戦

不安げに見つめる見沼・風の学校スタッフ

小2を教える先生、颯爽と騎乗。

茨城から駆けつけた百姓先生も騎乗、

全員が騎乗した後、餌と水をあげる子ども達


道産子は厩舎ではなく雨の野で、雪の野で過ごし、
人はハウスに集い、宴を楽しんだ。


寄田勝彦氏に関する報道

2012-04-16 | 風の備忘録 


乗馬で障害児の治療
牧場経営の寄田さんが試み
読谷村

2000年8月26日  琉球新報
【読谷】馬との触れ合いを通じて、
障害を持つ子供たちの心と体を
治療しようという試みが読谷村で行われている。
村内の知的障害児たち約20人は、
夏休みを利用して8月の毎週一回、親子で乗馬を体験した。
最初は怖がっていた子供たちも、少しずつ自信を付けて、
たくましい笑顔をのぞかせるようになった。
馬の背は親と子がきずなを深める場にもなった。
乗馬を障害児の治療に取り入れているのは、
沖縄の自然や文化を体験するプログラムを提供している
琉球インフォメーションセンター読谷の牧場。
代表の寄田勝彦さん(33)は北海道でも牧場を運営し、
心身に障害を持つ児童のほか
不登校児や親から虐待を受けている子供たちも受け入れている。
今回は読谷村内の知的障害児とその父母が参加した。
最初はこわばった顔で馬の首にしがみついたまま放さなかったいう児童も、
回を重ねるごとに肩の力が抜けて、笑顔も見せるようになった。
掛け声に合わせて両手を手綱から放し、
横に伸ばして「飛行機」の格好をして見せたり、
肩からぐるぐる回してみたりした。
そばで見守る父母に満面の笑みで手を振る児童も。
馬の背で楽しそうなわが子の姿に、
母親の一人は「まさか自分の子が馬に乗れるとは思わなかった」と驚いた。
父母も馬の背に一緒に乗り、子供と同じ立場で考えた。
読谷村障害児を守る父母の会の知花昌一会長は
「馬は大きくて最初はとても怖い。
しかし、その怖さを乗り越えると、
高いところから見下ろす別の世界が広がっている。
その達成感が子供たちの自信につながる」と話し、
目を輝かせながら馬に乗る子供たちの姿にうれしそうな顔を見せた。
馬が歩いている時は、
背中に乗っている人も歩く時と同じ筋肉を使うといい、
足が不自由な人の機能回復訓練にもなるという。

牧場を運営する寄田さんは
馬は一つひとつの手順を守らないと言うことを聞いてくれない。
どうしたら馬を思うように動かせるか考えるうち、
人生を生きていく上で大切なことをいろいろ教わることになる。
子供たちの可能性の一つを広げていきたい
」と話した。
今後は読谷村だけでなく県内の他の地域、
さらには他府県の障害児をもっと受け入れていく考えだ。