blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2011年12月29日 見沼・風の学校年末取り纏め

2011-12-30 | 農園作り



3,11東日本大震災をへて考えたこと
? 今年のことを思い返すと3・11以前のことがあまり印象にない。
それほどこの震災が与えたインパクトが大きかった。
この大きな変化を受け入れるために今年は高知県の窪川へ行き
島岡さんに会いに行ったり、あちこち歩いた一年だった。
ただあちこち行ってみて最終的に最も印象的だったのが、
世の中が混乱し大きく動くなかで、
それに流されることなく地をみて農と歩む父や祖父の姿だった。
この目の前のことに流されず先の収穫のため今やるべきことを
着々とこなす後ろ姿に今後自分が歩むべき通が見えた。
そして、今思い返してみると父や祖父の行動は変わらぬ日常を守るために、
目の前に起きた変化を受け入れ、柔軟に物事を対処していく姿勢、
これまで数多くの水害や冷害・農政の見直しなど
幾度の変化 (危機)を乗り越えてきた農民の知恵なのだろぅ。
そしてこの姿勢は福祉農園にも共通している。
農園には予定調和はない」と代表はいっているが、
この言葉に変化に対応し、
いかに立ち向かって行くべきかの姿勢が示されている。
だから農園では、代表や石井さんなどを中心に原発事故による放射能、
汚染の調査や勉強会が早くから行われこれからどう
生きていくのか考えるきっかけを与えてくれたのだとおもう,
だから、まず来年実家に帰り就農したら、自分の現場をよく知り、
角田の上になるように努めたいとおもう。

風の畑について
今年も去年と同様に各区画に分けて区画の担当者たちが
作付けや野菜の手入れを行う形式でやっていたが、
各区画担当者に作付けを任せたきりで、
定期的に畑会議を行わず一応野菜は植えられているが、
全体を見ると締りがないような印象がある。
地元に帰りしっかりと人間関係を含めて土台を作っていきたい。

その先にまだ具体的なことは何も見えていないが
今浩平さんたちが進めている北浦和pJに生業として関わっていけたらと思っている。
そのために地元でしっかりと足元を固めていきたい。そのことが角田と見沼を
つなぐ架け橋になるはずだ。by常義
 
晴耕雨読人類往来記: 風の学校2011年を振り返って「もはや風の学校というスケールで考えるべきではない」