<2019.04.06>
先日見学したゴミ処理センターの続き(今回はクリーンセンター・・・・焼却場)について、綴って見たいと思います。
クリーンセンターは設置後15年を経過しているとのことでしたが、古びた感じはなく目下全力で稼働中と言った感じでした。
私の知識では、今までゴミは『焼却する』と言うイメージでしたが、ここでは『溶融する』という事でした。
予め、ビデオで作業工程などを観せて貰いましたが、ダイオキシン対策のため高温(1500度位)で溶融してしまうそうです。
工程を簡単に説明しますと、持ち込まれたゴミは一旦集積場に集められて、その後大きなクレーンバケットですくい揚げて、途中の設備で、圧縮・乾燥して最後に熱分解溶融炉で溶融・ガス化するそうであります。
確かに今までの焼却場のイメージの煙突はなく、3基の排気塔らしきものがあっただけでしたね。
ここで特に感じた事は、我々が捨てたゴミが、圧縮され乾燥されてから炉に入れられていくという事を初めて知ったことと、高温溶融炉を使ってダイオキシン対策に万全を期しているという事でした。
見学の最後に係の人から一言いただきましたので、紹介します。
小学生見学者には・・・・「弁当を食べ残さない様に」
大人見学者には・・・・「お酒を飲んだ時に料理をすべて食べと欲しい」
まさしく、「台所の流しの食べ物収納網をもう一絞り」と言う言葉を良く聞きますが、水気をおびたゴミを何とか減らして欲しいという事に通じますね。
(溶融炉に入る前の工程で相当のエネルギーで乾燥してから炉に送りこんでいるそうで納得!)
燃えるゴミについても、私たち一人ひとりの意識で、地球温暖化防止に役立つことが、たくさんあることを気付かされた、ゴミ処理センターの見学でした。
<集められた焼却ゴミ・・・・中央のクレーンバケットで溶融炉へ>
<バケットの大きさ・・・・実物大>
<溶融炉(焼却炉)のプラント写真>