ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

鎌仲ひとみ氏のツイート内容を検証する。太陽光発電の設備寿命、有毒物質、土地の利用について

2015-11-13 | 太陽光発電は危険

https://twitter.com/kama38/status/664787460388356096  

 


 (管理人より)

きのう、鎌仲ひとみ監督が上のようなツイートをしていましたので中身を検証しておきます。

まずこの画像のメガソーラーは ユーラス六ヶ所ソーラーパーク と思われます。 国内最大級 東京ドーム約50個分  

太陽光パネル 51万枚!

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0401L_U3A900C1000000/    より

 
三菱電機 http://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/products/energy/lineup/pv/ 
アメリカ  サンパワー社 http://www.maxeonsolar.jp/technology/ 
 儲かるのは三菱電機、清水建設 といった原子力ムラ   工事の請負金額は約410億円

原子力ムラに利益を誘導しているということです。51万枚並べても原発をなくせるという法的根拠はありません。

 

ツイートの中に「今は」とありますので、以前に太陽光発電に有毒物質が使ってあったことを、鎌仲氏は認めているということです。

太陽光パネルに有毒物質が使われていることは、当ブログでは何度も書いていますのでこちらをご覧ください

太陽光発電協会のQ&Aを見る。パネルの主成分はガラスを強調。ガラス以外の重金属が大問題なのに! 

 

パネルの種類が違っても電極には鉛が使われていますし、バックシートにはフッ素が使われています。有名毒物のカドミウムやヒ素。インジウム、セレンも毒性物質です。

微量でもパネル製造に使われていれば、メガソーラーとして膨大な数のパネルを設置するのですから、毒物の総量は当然増えます。

太陽光パネルのバックシートの工場から有毒なフッ化水素ガスが発生。4人が刺激臭を感じ気分が悪くなる。


『有害化学物質の話』 という本に以下の文章がありました。電化製品などに含まれる難燃剤についての記述の一部分です。


新たな製品には使用されなくなっても、私たちの身の回りには、過去にこれらの難燃剤を大量に使った製品がかなりの長い間、存在し続けることになる。

これらの製品はやがて捨てられるのだから、廃棄の過程で含まれる有害物質が環境中に出ないとも限らない。 

                                                                                          『有害化学物質の話』 井田徹治 著  より



これは全ての工業製品に言えることですね。 もちろん太陽光パネルにもばっちりあてはまります。

「今は毒物は入っていない」と言っても、すべてが解決されたわけでは一切ないということです。

第一、今まで製造してきた毒物入の太陽光パネルが、全部メーカーの回収になったわけではまったくありません。

有毒物質が入った製品が「製造禁止」になったわけでもなく、今でもどこかの国のメーカーで製造され続けているかもしれませんし、どこかの業者がそれを輸入して近所にメガソーラーとして設置するかもしれないわけです。 なんの規制もありません。

※ 現に、北九州には最も毒物が多く含まれる化合物系のメガソーラーがあるのです。

そういった有毒物質を含む製品が設備寿命後、ゴミになった時の問題を、無視する姿勢は無責任と言わざるを得ません。

ツイッターでは文字数が限られていますので、これだけしか情報を提示できませんから、このツイートしか見てなくて知識がない人は

「30年も持つし、今は毒物は使ってないならいいね」となってしまいます。

映画監督として有名な人が、こういった欺瞞的なツイートをしているということです。

 

 

次に設備寿命について見ていきます。

鎌仲氏が言う、「太陽光発電が30年以上持つ」は、何を根拠にされているのでしょうか? ソーラーに不可欠のパワコンは10年しか持たないことは周知の事実です。

 

太陽光発電設備の信頼性試験である「ヒートサイクル試験」(太陽光パネルの温度変化による実験)の結果に関しても、なぜか市民に公表されていません。

産総研 太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体 というデータベースをみても試験結果の中身は、一般人は見ることができません。

市民に公表されていない状態で進めるというやり方は原発と同じではないかと感じました。

夏は暑く、冬は雪が積もるといった屋外の過酷な環境の中で、こういった工業製品がどれだけ性能を保ち続けられるのかということです。

太陽光パネルは希少金属など様々な材料を組み合わせて作られており、それら全てに、それぞれ「材料の寿命」というものがあります。

材料の寿命が来れば性能は下がって発電量は減り、いずれは発電ができなくなります。そうなればパネルはゴミです。

その他に、気象によっては、「竜巻」「雹がふる」など、パネルが破損するような予期せぬトラブルもあるでしょう。

そうなると、設備寿命より早くゴミになります。

今年も、台風、水害、土砂崩れなど、日本中でたくさんの太陽光発電施設があっという間に壊れてゴミになりました。

以下のリンクに画像がたくさんあるのでご覧下さい。

 

金沢大学の藤生助教「丘陵地を掘削したことで、そこにあふれた水が流れ込み水害が広範囲に及んだ可能性」

宮城県仙台市太白区ソーラーパネルごと崖崩れ!土砂とパネルで道を塞ぎ、通行止め、立ち入り禁止に!

台風15号の太陽光パネルへの影響を見る。飛ばされて民家直撃というソーラーパネルも。

群馬で突風。一瞬にしてソーラー発電設備倒壊。太陽光パネル約2000枚がはがれてぐちゃぐちゃ、骨組み散乱。

【文字起こし】NHK北九州ニュース「太陽光発電普及の影で」田川市小学校の太陽光パネル20m下に落下!

自然災害で太陽光パネルはあっという間にゴミになる。それなのに何故「災害時のため」のメガソーラー?

日本列島は台風の通り道。自然災害は想定しなければならない国なのに、国中にメガソーラーがある異常事態。

 

結局、国の調査でも設備寿命は17~20年としています。 30年とは書いてありません。 

資源エネルギー庁のヒアリングより 法定耐用年数は17年です。

http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/005_02_00.pdf    の24p

  

 

経産省の調査よりhttps://www.env.go.jp/recycle/report/h25-03/01.pdf  

 

太陽光パネルのゴミの山を直視する。工業的リサイクルは環境汚染。日本も20年後こうなる。


太陽光パネルの不良率に驚く!10のうち1つが不良品?不良品も有毒ゴミになるということ 


 

 

それから 「荒野」ならメガソーラーを設置していいのかという問題があります。

「荒野は遊んでる土地だから お金になるし、自然破壊にならない」と思わせたいのでしょう。

行政と業者、環境NPOなどが、必ず再エネ推進のために言うことがあります。 

 

土地が遊んでいる 火事が起こる

山が荒れている 竹害がある 

 

「地域にお金を」といって売電利益を餌にメガソーラーをすすめます。 

人間には土地をなんとしてもお金にしたい「欲深さ」がありますから、全国でどんどんメガソーラーが作られています。

土地を手放したい=換金したい という地権者には都合がいいでしょう。

国策で道路を建設する際の収用と同じです。

電気は足りているのに、デメリットはたくさんあるのに、原発産業が儲かるだけで原発をなくすことにつながっていないのに、メガソーラーをすすめる。

それに風力発電やメガソーラーを設置しても火災は世界中で起きています。

森林整備と再エネを一緒にする必要はありません。

「荒野」は自然に戻せばいいと思います。

土に還らない工業製品を、土地に敷き詰める必要はありません。

 

メガソーラーで生態系や水の循環を壊せば、

いずれは人間の暮らしにそのつけが跳ね返ってきます。

太陽光発電はサスティナブルでも何でもありません。


☟こういうニュースと、鎌仲氏のツイートはつながっているように思えます。 

公募意見「脱原発」9割 国、電源構成に反映せず

グラフを見て、もうダメだなと思いました。再エネを推進したら原発をなくせると思ってる市民がこんなにいる。 原子力ムラのシナリオ通りの展開です。

ため息しか出ませんが、間違いは指摘しておきます。


 

 

参考☟

鎌仲ひとみ監督はグループ現代の子会社の取締役。自然エネとものの考え方を同時に普及。

【文字起こし】鎌仲ひとみ監督が六ケ所村でしたことについての本人の発言を確認する。

 


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