【文字起こし】 2015/9/8 NHK北九州 ニュース 18:15~18:20
太陽光発電普及の影で
先月末、九州に上陸した台風15号。九州や四国では太陽光発電のパネルが強風で飛ばされる被害が相次ぎました。
東日本大震災以降、国が普及を進めてきた太陽光発電ですが、身近に普及している施設の脆さもわかってきました。
先月25日九州を直撃した台風15号。太陽光発電用の施設がめちゃくちゃにこわれています。
行橋市の施設は支えが風で大きく曲がりパネルが散乱しました。
教頭「まさかですね、太陽光が落ちてるというのは想像してないですね」
県内では同様の被害が相次ぎました。田川市の小学校です。(後藤寺小学校)
校舎の屋上に設置されたパネル。支えの骨組みごと20m下の倉庫に落下。生徒がいれば被害は避けられなかった状況です。
教頭「びっくりしました。学校に朝来て、人がいなくてよかったなと思いました」
こちらの発電施設では設置されていた960枚のうち、およそ30枚が敷地の外に吹き飛びました。
行橋市の施設では吹き飛んだパネルが、周辺の住宅の屋根や車などにぶつかりました。飛ばされた10数枚のパネルは、いまだに見つかっていません。
近所の男性「ドーンと音がして、見てみたら太陽光パネルがバンバン飛んできて、いろんなところに飛び散っているんですよね」
近所の女性「ここにソーラーパネルが飛んできて、本当怖かったです。もう2階は揺れるし、すごかったですよ」
太陽光発電が急激に増え始めたのは3年前。再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する固定価格買取制度の導入がきっかけでした。
様々な業種からの参入が相次ぎ、太陽光発電による発電量は制度導入以前の4.2倍にまで増えています。普及を後押しするために、国は4年前からは太陽光発電の施設の大部分を、建築基準法の対象から段階的に外す規制緩和を行ってきました。その結果、建設時に施設の強度を計算して自治体に申請する必要はなくなりました。
行橋市の施設の設計図です。設計図面上では、当日付近で観測された最大瞬間風速を超える、40m/Sの風に耐えられると記されていました。
しかし建築の専門家は支えが杭ごと抜けている状況から、基礎工事が十分でなかった可能性があるとしています。
太陽光発電の安全性について研究している専門家は、行政による一定の規制が必要だと指摘しています。
「特に本当に、風による被害は他者を加害する危険性が一番高いので、これはもうまったなしではないかなというふうに思います。」
また規制が緩和される中、固定価格買取制度により、太陽光発電が投資の対象になったことで、利益を増やすため、建設コストを抑えようという意識が働くことの危うさも指摘しています。
「ある意味、太陽光発電をつければ儲かりますというような手段をとってしまったために、利益を重視して太陽光発電に投資するようになってしまったためにますます安全ということに対して注意がおろそかになってしまった。」
国による太陽光発電の普及促進の影で、その安全対策が問われています。
VTRにありました行橋市の施設では、現在施設の強度が十分であったかどうか経済産業省が調査をしています。身近に増えています施設による人的被害を出さないためにも、本格的な台風シーズンをむかえた今、
早急な対策が求められています。
(管理人より)
今日放送された5分程度のNHK北九州のニュースですが、余りにも太陽光発電被害がひどかったせいでしょうか、施工のせいにしたり、パネルの強度の規制が求められるという誘導になっています。
そもそも太陽光パネル自体の強度のなさというのは、産総研の研究員ならわかりきっていることです。
その様なものを、売電という人参をぶらさげて、一気に国策にしてしまったことによる今回の甚大な被害。
さらにこのニュースでは、記者が嘘を言っている部分があります。
「再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する固定価格買取制度の導入がきっかけでした。」
と記者は言っていますが、実際は、電力会社が買い取るのではなくて、市民に再エネ賦課金として電気代に上乗せされています。
つまり、電気代にも上乗せされてふんだくられた上に、毎回台風が来れば、命の危険まで追加されるというわけです。
メガソーラー、住宅用、公共施設など、どこがどう飛ばされるかわかりません。
田川市の後藤寺小学校の太陽光パネルが落下しました。
落下前のストリートビューです↓
この小学校は平成23年3月25日に太陽光発電施設を校舎屋上に設置しています。http://kyouiku.joho.tagawa.fukuoka.jp/HPGTJS01/enkaku.html
第5章 教育総務課における施策及び事業 - 田川市 より
イ 太陽光発電システムの自立運転と蓄電機能付加工事の実施 災害時の停電に備えて、現在、伊田・後藤寺両小学校に設置している太陽光発電設備に、自立 運転と蓄電機能を付加するための工事を実施する。
追加で蓄電池も導入しているようです。
このような発電施設が危険なものなのだという認識が、教頭をはじめとして教員に一切ないという・・・・・もう絶望しかありません。
「災害時の停電に備えて」などという大義名分がつけられていますが、逆に太陽光パネルが災害の元になっていることをどうしてPTAが言わないのか・・・・
電気は足りているのに太陽光発電を導入して、日本中を危険な目に合わせる再生可能エネルギー。
危険なのは原発だけでたくさんなのに、さらに自然破壊とパネル飛散のリスクを上乗せだなんて・・・・・ε=(・д・`*)ハァ…
こうなれば全部ゴミです。↓ 発火の恐れがある危険ゴミ。 さあ、どうするのでしょうか?
ブログでもいい加減叫び疲れました。