ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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バレンタインデーに浮かれる日本 チョコレートの原料カカオ生産現場の過酷な児童労働について知る

2015-02-14 | 被爆者、被害者、市民の声

再掲 カカオ農園で搾取子どもたち

 

 

(管理人より)

テレビやCMのあおりを受けて、バレンタインデーは小中高生の間でも騒がしい年中行事になっている実態があります。

大人は大人で、デパ地下や通販でブランドチョコを買って義理チョコで配るなど、見栄や賄賂の匂いがするおかしなイベントと化しています。

そういう広告代理店のつくりだした商業ベースに乗っかる家族に限って、チョコレートの原料がどういう現場で生産されているかなど考えもしないわけです。

カカオの実がチョコレートになることを知らない、 チョコレートを食べたことも見たこともない少年たちがカカオを収穫しているという重い事実。

2008年(?)にこの上のドキュメンタリー映像を安倍晋三氏がスタジオで見て番組内でコメントを語っている動画がありました。5:47 あたりhttp://youtu.be/BfB3ZTL3RTw

首相になってやっていることを考えれば、このコメントがいかに偽善であるかということは明らかです。

 


今日の読売新聞のカカオに関する記事にも、見事なまでにカカオ生産現場の児童労働のことはスルー。

これだけでもこの新聞社の立ち位置がわかります。さすが原発推進企業だけありますね。

中国などで需要増…チョコ原料のカカオが高騰

2015年02月14日 09時57分 読売新聞

チョコレートの原料に使われるカカオの価格が世界的に高騰し、バレンタイン商戦に影響している。

 中国など新興国の需要増が背景にある。一方、カカオの主要生産地・西アフリカの農家は、生産が需要に追いつかない悩みを抱えている。

 「今年の『キス』は安くない」。米紙ニューヨーク・タイムズは11日、バレンタインデーを前に、米大手チョコメーカー・ハーシーの人気商品「キス」に引っかけてチョコの値上がりを報じた。バレンタイン商戦にわく東京・三越銀座店によると、ブランドチョコの約3割が値上がりしたり内容量が減ったりしているという。

 原料のカカオの市場価格は、2005年は1トン当たり1500ドル前後だったが、昨年は約2倍の3000ドルを突破し、高止まりしている。スイスの大手チョコメーカーは昨年11月、「20年までにカカオ不足になる恐れがある」と発表した。

 最大の要因は、新興国の需要急増だ。英国の市場調査会社「ユーロ・モニター・インターナショナル」によると、09年からの5年間で、チョコ消費量はインドで3・6倍、中国で1・8倍に増加した。同社は「(経済発展に伴い)中所得者層が増え、今までチョコを食べなかった人が食べるようになったから」と分析する。

 西アフリカはカカオ生産で世界の7割を占める。中でもガーナ産は品質が良いとされ、日本はカカオ輸入の7~8割をガーナに依存する。中国は10年前からガーナでカカオを直接買い付けるようになり、その量は年々増えているとされる。

 こうした需要に対し、ガーナなど西アフリカの生産国では、土地が痩せてきてカカオの実りが悪くなるなど、効率よく生産量を増やせない地域があるという。カカオをあきらめ、別の作物栽培を始める人も少なくない。カカオ農家が高齢化し、若手後継者が育たない事情もある。

 ガーナのカカオ生産量は、10~11年度の100万トンから14~15年度は85万トンに落ち込む見通しだ。首都アクラ郊外でカカオを栽培するコビ・アマルテさん(31)の収穫量は年間約600キロ。父親が栽培していた約20年前の半分で、「あまりもうからない」とこぼした。

 ガーナ政府は需要増を受け、従来の3倍の収穫量が見込める「ハイブリッドカカオ」を品種改良で開発。農家に従来種からの切り替えを呼びかけている。苗木50万本の無料配布も始めた。だが、苗木から育てると収穫まで時間がかかるため、切り替えに消極的な農家が多い。生産体制の強化は容易ではないのが実情だ。(ヨハネスブルク支局 上杉洋司、国際部 広瀬誠)

 

時間がある方はこちらもどうぞ。 the dark side of chocolate チョコレートの影

http://www.thedarksideofchocolate.org/

 

これを見ると、不買しかないなと思います。http://d.nestle.jp/

 

私は以前は、フェアトレードのチョコレートだったらいいかなと思っていた時期がありましたが、最近はその仕組みについても調べなければと感じています。

チョコレートの児童労働をやめようという人の中に、自然エネルギー推進の人々がいるからです。

それだけでも矛盾なんですけどね。このへんの追求はまた後で・・・


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