店頭に並ぶデラウェアは基本的に種なしブドウだ。子供の頃はこのぶどうは元来種の無いぶどうと思っていた。ホルモン剤の処理をして種なしにしているということを知ったのは、中学校の頃だろうか。
じ~さん家でも家庭菜園の片隅でデラウェアを育てている。だが食べごろになる7月下旬~8月は、例年北海道のたびに出かけている。このため春から初夏の芽掻きや害虫駆除、冬の枯れ枝処理程度はする程度の処理にしていた。
そして北海道に出かける前に、食べられそうな”種ありデラウェア”だけを冷蔵庫に入れて、旅先のデザートにしていた。
昨年は想定外の奥の手術があったので、自宅で夏を過ごすことになったわけだが、小粒のデラウェアは甘いのだが種が邪魔になる。
今年はにっくき武漢肺炎ウィルスのおかげで、北海道のたびをどうするのか予定も立てられない状況だ。それならひまつぶしにデラウェアの無核化処理(種なし処理)をしてみよう。
種なしの処理にはジベレリンという薬剤を使うことは知っていた。ジベレリンはホームセンターで売っている。指定の濃度の水溶液に展着剤(ダイン)を紙コップに入れて、ぶどうの房を浸していくのだ。
ジベレリン処理は適期があって、満開前14日ということだが、そんなことは素人にはわかるはずもない。ネット情報では結果枝の葉数が10~11枚の時がその時期だという。今がちょうどその時期に当たる。
短い枝はまだ7枚程度のものもある。これは芽掻きをきちんとしていなかったせいだと思うので、そのうちカットだな。幸い明後日の夕方まで雨は降らないので、さっさとやってしまおう。
手入れをしていないので、房が横をむいていたり、上向きだったりしてコップのジベレリン液に浸すのはなかなか難しいものだ。おまけにどの房を処理したのかわからななる。取りあえずコップの縁に切り込みを入れた。
農家ではジベレリン液に食紅を入れて、処理したら赤く染まるようにするのだそうだ。だがたった一本の木の為にわざわざ食紅を買ってくるというほどのこともない。処理を漏らして種があっても自分で食べるのだからそれでいい。それでも念のため、処理したら枝についている3番目の房をむしり取って、それを目印にした。
作業性は悪いが一応処理は終わった。満開から14日後には二回目のジベレリン処理をすることが推奨されている。こちらは成長促進のためらしい。ここまできたらそこまでやってみよう。だがコップにつけるのではなくて、小さなスプレーを用意して、それで花に吹き付けるというのはどうかな。その方向で準備しておこうか。
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