ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

桜島を自転車で一周、今夜も道の駅「たるみず」(2015/2/23)

2015年02月23日 | 2015/2 鹿児島に行ってみよう
 夜明け前の4時を少しまわったころ、うとうとしていると「ダ、ダーン」という音がした。また噴火かなと思ってバンクの窓から島のほうを窺ったが、火花や閃光が出ているわけでもない。まあ、水蒸気爆発なのだろう。
 明るくなってからクルマのワイパーを見ると、ワイパーの上側にどっさりと火山灰が積もっている。改めて島を見るとこちらに向けて噴煙が伸びているようだ。

 
 昨日の走行がわずかだったので今朝の電圧は24.0V。大型トラックのエリアに移動して1時間15分ほどアイドリングで充電した。

 今日は桜島の国民宿舎前の県営駐車場にクルマを置いて、自転車で桜島を一周する。一周35キロ、4時間の行程らしいのでスーパーでおむすびとフライを買って万一のために雨具も前かごに詰め込んで、10時30分ごろ右回りに走って行く。右回りにしたのは海側を走りたかったから。




前かごはこの自転車のオプションになっている「ダサくないまえかご」。なかなか便利だ。

 最初は海沿いの道を快調に走って行くが、10キロ弱のところからかなりの上り坂になる。




 その後も下り、のぼりを繰り返してだんだん道路の火山灰も多くなってくる。





 ところどころ海が見える場所がある。道路を走っていると車が巻き上げる火山灰がものすごい。大型トラックが追い越して行った後はしばらく走れない。




 出発から約20キロ、黒神あたりまで来ると噴煙の下を走っているようで、顔に砂のような火山灰がびしびし当たるし、口の中がじゃりじゃりする。山はかすんでいる。





 大正3年の大噴火で埋もれた黒神の腹五社神社の鳥居。


桜島口で歩道を走ってみると火山灰が数センチ積もっている。


 ここからは桜島港へのメイン道路で交通量も多く、気を使う。今日はこのあたりの降灰は少ない。有村溶岩展望所から山を見る。噴煙は東に流れている。


 お昼を持ってきたがこんな灰の降っている中で食べる気がしない。3時間半のまず食わずで結局クルマまで戻って、(インスタント)味噌汁を作って昨日の豆腐も出して食べた。結構おなかいっぱいだ。汗もかいたし体中が灰だらけ。国民宿舎の横にある「マグマ温泉」入る。ここは昨年も利用したがいい温泉だ。内風呂だけなのが残念だが、ナトリウム塩化物泉なのだがナトリウムイオンは6g弱、塩素イオンは11g強のほかカリウム、カルシウム、硫酸イオンが600mg以上もある。良く温まるお湯はちょっと淡褐色のにごり湯で細かい褐色の湯の花が一杯だ。浴槽の縁にも成分が析出している。そして窓の目の前が海で向こうに鹿児島市街が見える。


 今夜も道の駅「たるみず」で車中泊だが、噴煙がちょうどそっちに向かっているのが気にかかる。まあ、汚れたら駐車場の前の足湯のお湯をかけてクルマも温泉気分をあじわってもらおうかな。




 本日の走行はわずかに38.2キロ。燃費は11.0Km/L。19時の電圧が24.6Vしかない。今夜は節電が必要だ。

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