関越道の側道、 立派な森に成長し今秋も見事な紅葉で染まった。
擦り切れてきたので部屋のじゅうたんを交換する。 10畳間の交換を8時半から12
時の半日で見事に済ませてくれた。 そこで目にしたなるほどと感心するプロの道
具。 使う前までは何に使うのか全く見当がつかなかった。 使う場面を見て納得す
る。
大きなビニールを拡げたり、最近では液晶画面の保護フィルムを張る際に気をつけ
ることはしわを作らないこと。 じゅうたんがピンと張りあがるには職人ならではの道
具が活躍する。その道具の表と裏。
部屋の中一杯に拡げたじゅうたんを大体展ばしておいてから、この道具の出番がく
る。 じゅうたんをシッカリと捕まえるために裏返すと針が何本も生えている。 ここで
じゅうたんを捕まえるのは理解できたが、左端の厚めのゴムが何のためのものかわ
からない。 職人さんがこのようにじゅうたんの端において、やおら右足を上げた。次
の瞬間ゴムに向かって右ひざを勢い良く当てる。 これでじゅうたんがピンと張る。
誠に単純な目的のための道具ではあるが職人の経験に裏付けられた技術を生かす
べく作製された道具だと感じ入る。 単純な使用目的に比べ高価なアルミダイキャス
ト合金製の正に職人の道具。
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すったもんだの挙句、特定秘密保護法案が強行採決で成立した。 例によって朝日や毎日は
反対の論陣を張る。 一方産経は法案は必要との記事を載せる。 記事を書くのにネタが特定
秘密にされ、取材して新聞に載せると罪になる恐れがある点についてはさすがの産経も若干の
憂慮を示している。 ある分野の情報を提供すると垂れ流しになるといって、米国は日本に肝心
の内容を開示しないこともあったのだろうとは想像にかたくない。 ある種の情報は期限付きで
開示しないことは先進諸国の常識であるようだ。 60年は長すぎると思うが。
私はこの法案は必要と思う。 そして国益に資する情報を得ることは大切だ。こういうとすぐに戦
前のことが引き合いに出されて反対のシュプレヒコールに囲まれる。 戦前と言えば国民の半
分を占める女性には選挙権がなかった。 今はある。 一番戦争を嫌う女性が政治の動向を左
右する。 このことは戦前との大きな違いだ。 この法案が成立し、運用次第ではまた戦前の暗
い時代に戻ることが危惧されるほど日本の民度が未成熟だとは私には考えられないのだが・・・
それともいつかきた道を歩むことになるのだろうか?
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