メキシコ大統領と、結局一時間も電話会談したらしい。それだけで、ペソはあがっている。会談が中止となってどうなるのかと思ったが、没交渉にならないのであれば、それでいいわけで、それなら多額の費用をかけて、対面しなくてもいいとは思える。
いきなり、お前さんところには、迷惑を被っているから、塀をつくれ、その費用はそっちもちだ、というのでは、ケンカを売っているようなものだが、そこからスタートしてあれこれ、話し合って、落としどころを見つけようということになるのだろうか。
それにしても、こんな相手は、とてもやってられない、というわけにもいかず、さりとて、相手の言い分をすべてうけいれるわけにもいかない。メキシコとのことがどのように収まっていくのか、簡単にはいきそうにもないが、話し合ったということだけで、投資家は反応している。
この世は、なんと世知辛く、ややこしいことである。だが、このややこしさのなかで、みんな生きていて、戦争になったり、紛争になったりするのだから、世間の様子に無関心というわけにはいかない。
平和ボケだの、なんだかんだ言われようと、平和が一番だと思う。ケンカならいつでもするよ、というような姿勢は危険なことである。