生きているかぎりは、ストレスと無縁というわけにはいかない。何らかのストレスをかかえながら、気を紛らわし、のりこえながら生きている。
思えば、キツイ話である。常に、楽をしながら、面白がりながら生きていければ、いいのだが、そうもいかない。とりわけ、健康に問題がある場合は、さらに条件が悪くなる。
そういうなかでも、精神力で、これらをはねかえして、元気に生きている連中がいる。どういう精神構造をしているのか、どんなにキツイ状況でも、マイッタということにはならない。
状況を楽しんでいる風がある。どこか、鈍感な面があるのだろうか。そのくせ、俳句などやっているのである。
どうやら、それは覚悟のようだ。いつ死んでもいい。死ぬのは仕方がない。思い残すことのないよう日々生きていくだけだ、というような姿勢がみえる。
恐れるから恐ろしい。恐れなければ、どうってことないということらしい。