トランプの就任演説を聞いて、がっかりした。歴史を逆転させるような、低レベルの演説である。就任式に対して、デモが起こっている。一部では暴徒化している。当然である。アメリカ社会の健全さを示している。
ほぼ選挙当時に言っていたことを、実行するつもりであることが判明した。これで、彼の言うとおりにアメリカが、「強くなれる」のかはなはだ疑問である。こんなことで、うまくいくはずがないとしか思えない。
アメリカでの国民の「運動」がどれぐらいの効果を示すかだが、あちこち問題噴出となるのが自明のようであり、アメリカの弱体化がいよいよ進みそうな予感がある。
弱者救済の手法がどんなものになるかが、当面注目したいことだが、富裕層に重い税金をかけて、それを貧困層に分配するというような手法をとるのかどうか、即効的な手法をとらず、「滴り論」など言うようであれば、トランプが支持を失うのは、時日を要しないのではないだろうか。