今、原発反対の声がデモとなって、かつてない長期にわたる市民によるアクションが続いている。この声を無視し続ける、政府、マスコミの対応ぶりは、異常である。
しかし、昨日、NHKは、きちんと取り上げた。国谷裕子さんの番組である。民放は、まったくと言ってよいほど、とりあげていないなかで、さすがと思わせてくれた。しっかりした取材であり、コメンテーターの発言も、好感がもてた。
民放の沈黙は、支配、被支配の構図を、しっかり見せている。支配構造が、全体として進めてきた原発態勢が、どうなるかは、政治や行政、すべてに関係して、そのベクトルを変えることとなる。
整然と、長期にわたる行動を展開する確固とした安全を求める声は、どうしてかき消すことができるのか、次の総選挙では間違いなく争点になるだろう。
派手でなくても、しっかりと国民の側につく、したたかな政治勢力の伸長を望みたいものである。そして、原発をやめることは、新たな課題が始まることを意味する。人類にとって、あきらかに、新しい方向性の始まりである。