鹿児島県阿久根市の「事情」が、昨日の朝日朝刊に出ていて、問題の中心人物、元市長竹原さん、支持してきた女性市議が登場している。この記事は興味深い。
民主主義のさまざまな、問題点が出てきている。そこには、事情の変遷があって、一人の人間の変化もあるし、民意の危うさも現れる。
小沢氏の離党騒ぎや、小選挙区制の問題、自民党のエゴ丸出しの言い分、宗教を道具とする政党。民主主義の多方面にわたる問題が、今、噴出している。
それでも、神ー王権ー民主主義の流れそのものは、妥当と思うし、これからも続くと思うが、民主主義といいながら、専門集団の官僚の存在と、それとの民衆との関係については、未解決の問題がたくさんあり、問題噴出の根源でもある。
しかし、このように問題が表面化して、はじめてその真相が明らかとなっていく。民衆一人ひとりが、どのように賢くなっていくのか、専門集団がどういう態度をとっていくのか、こうして、問題の本質が明らかとなっていくなかで、少しずつ、世の中は改善されていくとみたい。