赤旗トップは、全面をつかって、「原発なくせ17万人」である。全面写真で、びっしりと会場をうめつくす人ひとヒト、である。朝日には、33面に超広角レンズでとった動きのない、タイルのような群衆写真である。
天声人語は、さすがに、大集会にふれている。しかし、紙面の構成は、この大集会を無視している。朝日はやはりダメである。テレビもしかり。
多くの民衆の力を無視する傾向は、エリート意識の表れである。原発は、命と安全の問題である。そして、現実に事故が起こったのである。対応するのは、あたりまえであり、まだ技術として完成していないものに、突っ込んいくことは、ありえない。
その意味では、この大集会は、とても無視できるものではないことは明らかであり、大新聞、マスコミなどが、どういう態度をとっているかは、歴史にも残ることでもある。
恰好だけオピニオンリーダーを気取っても、そんな化けの皮は、とっくにはがれている。単に時流の流れをみているだけではなく、何が、国民にとって、大事なことか、そこが抜けていることに気付かないのは、嘆かわしい限りである。