空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

国際的モラルができないか。

2008年03月11日 16時28分47秒 | 思考試行
 モラル、これからは、これを大事にしたいものである。自分本位、自分勝手、かつて、日本には、そういうことを恥じる傾向が、常識として、あったように思う。

 今はどうだろうか。若い人々に、そういう伝統が生きているだろうか。体育会系の学生や、社会において、タテ社会として、よく人間関係の秩序の模範みたいにいわれることがあるが、そういう、何らかの強制が働いたりしているとすれば、チョット首を傾げざるをえないけれども、礼儀を重んじ、テキパキと人と対処する姿は、清清しい。

 背景に、人と人との関係について、常識としての「あり方」が、研究され、宗教や、習慣、それらのものを踏まえつつ、国際的にも、通用するような「哲学」が欲しいものだと思う。

 それは、昔から言われてきた、いわば理想論かもしれないが、理想ではなくて、現実のものにしないと、地球がモタナイのであるから、背に腹は変えられないということではないだろうか。日本の場合、宗教的にも、一部頑なカルト的な教団もあるが、一般の人にとっては、かなり、ブロードの考えかたをしており、国際的に、大いに、出て行くことが、必要のように思う。

「楽しみ、やすらぎ、生き甲斐」つまるところは愛と信頼・・・人生の目的。

2008年03月11日 10時14分32秒 | 思考試行
 日本共産党の新聞「赤旗」が、何周年かを迎えて、各界有名人が期待をよせている。今年の2月1日(金)に掲載された脚本家・演出家のジエームス三木さんの「強さと優しさに期待」という一文がすばらしい。以下引用してみる。

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 この半世紀、日本のテーマは一貫して「生活の向上」でした。それも大切ですが、生活は人生の一部にすぎません。人々が心から求めているのは「人生の充実」です。
 人生の目的は、楽しみ、やすらぎ、生き甲斐であり、つまるところは愛と信頼ではないでしょうか。いかに生き、いかに死ぬか、何をもっておのれを律するか、どんな理想を持つかが、文化の原点なのです。そして、政治や経済は文化を支える手段です。
 ところが、政治や経済は優劣勝敗にこだわり、核兵器や投機ファンドを生みました。自由と民主主義を広げるために、もっとも不自由な軍隊組織を使うのは、論理崩壊の最たるものです。
 文化には対立がありません。私たちは、外国の小説やドラマにふれて、人生についての価値観を共有できます。世界平和への最短の道は文化の交流なのです。
 「赤旗」の強さと優しさに期待します。

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 (注)原文は、前の方の、かぎカッコ二箇所は、二重かぎカッコになっている。

 人生の目的、生き甲斐、文化の位置づけ、が明確にされていて、感心した。

関わり。

2008年03月11日 09時41分36秒 | 思考試行
 この歳になって、漸くモノが見えるようになってきたのだろうか。市川監督がなくなったといっては、その作品を連続してDVDでみたりすると、丁寧な画像や、計算された見事な画面作りに、飽きることがない。また、古い本を読み直しても面白いし、そして、文藝春秋などの雑誌をみても、理解できるから、面白い。テレビドラマをみても、そうだ。新聞でもいい。新聞小説なども、読めば面白い。日経の望郷の道など楽しみしていて、逃したことはない。いつのまにか、思い入れしていて、ハラハラしたり、わくわくしたりしている。こんなことは、かつては、あまりなかったことである。

 そして、自分の人生も少しはまともに振り返ることもできるようになってきたように思う。宇宙飛行士の人生にもふれた立花隆氏の「宇宙からの帰還」と言う本があるが、優秀な飛行士のなかには、若き日の「過ち」を悔い続ける人もいたが、それは、同じことであっても、なんでもない、となる人もいるので、いずれにしても済んだことは覆せないのであるから、先への糧とするのが上策というものであろう。小生にも、それなりの出来事があったが、時の進む中で、埋没し、風化しつつあるものもあるが、人の人生をくるわすようなことは、なかったかと、いまさらながら、思い返したりする。それさえ、いまさらどうにもならず、それは、先への教訓にしなければならない。しかし、人は、かかわりの中で生きているのであるから、影響を与えずには置かない。影響を恐れては生きてはいけない。ただ、その影響の仕方が問題である。いい影響をこころがけるということだろう。