お弁当

職場の昼休みの時間が、
これまで１時間であったのが
この春から４５分間に短縮された。

なので、これまでのように
外に昼食を食べに行くと、
帰ってきて机で昼寝をする時間が
ほとんどない状態だ。

ちょっと今日は気分を変えて、
駅前のお店になんて遠征すると、
それこそ帰ってきて
席に着いたらすぐ仕事
なんてこともある。

だから、そんなときに
注文した料理がなかなか出てこなかったりすると、
やきもきして
厨房の方をじっと見つめてしまったりしている。

箸でお茶碗たたいて
「腹減ったあ、メシまだか～」
とやってた子どもの頃を思い出しますわ。

職場でのそんな昼食事情を考慮して、
今日は新しい試みのひとつとして、
自分でお弁当を作ってみた。

近頃朝の奥さんは、
洗濯やら、
デイに出かけるスーちゃんの用意やら、
夕食の下準備やらに忙しいので、
無理も言えないからね。

聞けば、最近はレンジで解凍ではなく、
朝に弁当に入れておけば
自然に解凍し、
昼頃にはちょうど食べごろになっている
というすぐれものの冷凍食品もあるらしい。

早速スーパーに行って物色してみた。

冷凍食品も実にいろいろあるねえ。
比較的揚げ物が多いけど、
練り物や煮物も結構売られている。

そして見つけました。

これ。



同様の商品は３種類くらい売っていたけど、
ま、一度お試ししてからと、
一番小さいのを購入してみることにした。

小分けの料理が６種類。
これで、一週間は試せるってもんだ。

今朝はいつもより１５分早く起き、
弁当を製作した。
その冷凍食品のうち
今日はひじきの煮物を選んで詰めた。
そうして作った弁当がこれ。

ジャジャ～ン
　


ご飯は昨夜の残りの破竹ごはん。
まずこれをぎっちり詰めこんだ。
小さい弁当箱なので
ごはんはできるだけ詰めこんでいかないと、
夜まで腹がもたない。
夕方時間があれば
晩飯前に
トレーニングをしたいので、
なおさらだ。
そしておかずは、
くだんの冷凍食品のほか
自分で焼いて
七味もまぶした玉子焼き、
同じフライパンで
ポークビッツも焼いて
隙間に詰め込んだ。

ごはんの真ん中には、
梅干も埋め込んだよん。

う～ん、我ながらうまそうに
できたもんじゃあ。
午前中、打ち合わせと、
資料作成をしながら、
ずっと頭の片隅で

「早く昼休みがこないかなあ」

と考えていたね。

キンコンカンの昼休みのチャイムとともに
いそいそとリフレッシュルームへ。

「自分で入れてきたんやでえ」

と周りの人に自慢したら、
「すごいなあ、えらい！」
から
「奥さんに逃げられたん？」
まで反応はさまざまでしたわ。

もちろん弁当は完食。



空になった弁当箱をしっかり洗って、
同梱してあったキッチンペーパーで水気をふき取る。
これでまだ２０分。

食後のお茶を飲んでも、
１５分はしっかり昼寝することができた。

ん？待てよ、
今朝は弁当を作るために
１５分早く起きたぞ。
結局

のべ睡眠時間が変わらん！

自分で作った弁当がどんなにおいしくても、
世の中そんなにうまい話ばかりじゃないなと、
変な感心をしてしまったｄｏｉｒｏｎでした。

ま、昼食代が浮いただけでもよしとするか。