ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

フリーライター4ヵ月

2013年10月16日 22時00分18秒 | 仕事

今日は、祭りの余韻もそろそろ覚めてきて
早く日常に戻らねば
と思っているところに
取材が2本入っていた。
これで一気に祭り気分の終息にとどめとなった。

フリーライターという
今の仕事を始めて早や4カ月になる。
この間に、いろんな人に会うことができた。

取材相手はどの人もやはりその道のプロの方たちばかりである。
取材には大いに興味深く携わっている。
そんなプロの相手方の取材なので
こちらも大変気を遣う。
見た目はベテラン風でも、
実際には新米であるライターにとっては、
なめられちゃいけないと
気合を入れて臨まないといけない。
そのためにも、取材時には格好も大切だ。

昔、仕事でお相手をしていた新聞記者たちの格好を思い出し、
濃いめのズボンにシャツといういでたちでたいてい臨む。
そして靴はみすぼらしくない程度にすり減ったものをはいていく。
おっと、靴を脱ぐこともあるので、
バカボンの絵を描いた靴下なんかはもちろんダメ。
親指に穴の開いている靴下なんてのは論外だ。

そして、もっとも肝心なのが、

「バッグ」

記者のバッグはだいたい、
ショルダーかもしくはリュック型が多かった。
そこでdoironは、20年以上使っている
GTホーキンスの黒リュックを担いでいくことにしている。
使い込んでいるような、風合いが絶妙なのだ。
そしてその中には、
筆記具、手帳、取材ノート、カメラ、iPad、タオル、はさみ、電卓など、
必要がないと思われても
これらは必ず入れておく。
だって記者達のバッグは
いつも荷物でパンパンでしたから。

以前、現場取材の立会いの時に、
現場の状況を記録するために、
記者のバッグからメジャーが出てきて驚いたことがあります。
10年前くらいの話なので、
今はタブレットひとつで
かなりの役割を果たしてくれるだろうから、
もう少し身軽かもしれませんが、
ベテランの味を出すために、
こういうスタイルには少しこだわってみようと思っている。

もちろんスタイルだけでもない、
取材にあたっては
頭の中身の準備も欠かせない。

ある程度知識を仕込んでいかないと、
的外れの取材をして、
記事があらぬ方向を向いてしまっては元も子もない。

話をしながら、
前もって仕込んでおいた記事のスタンスが
間違っていないことを確認しつつ、
間違っていたら頭の中でめまぐるしく軌道修正しながら
取材を進めていかねばならない。

多くても週に1~2回程度の取材とはいえ、
まったくボケ防止にはうってつけの仕事である。

そうそう、写真を撮るのも大事な仕事だ。

NIKONが故障したままなので
EOSに活躍してもらっている。
でもねえ、このEOSが
高性能の割には見た目がショボイ。
バカチョンに毛が生えた程度に見えてしまう。

なので、初見の取材ではちょっとした
こすいテクニックを用いる。
あらかじめカメラのレンズを外しておき、
あたかも現場の状況に応じた撮影をするために
選んでいるかのようにしてレンズを取り付けるのだ。
こうすればただのバカチョンではないと
わかってもらえるだろうという魂胆だ。

逆光はできるだけ避け、
ひとつの画面に極端に明るい部分と
暗い部分が写りこまないように気を付ける。
背景に他社の看板ができるだけ写らないようにし、
テーブルの上に銘柄のわかるものを置かない。
また背景の壁紙の汚れや、
変な筋が入って画面を分断したりしないようにと、
一瞬のうちにいろんな判断をしないといけない。

もちろん、被写体のネクタイが曲がっていたり、
髪が乱れていたりも見てあげ、
指摘するあたりはベテラン風に指示する。

鼻毛くらいは、撮影後の処理で消せるので
まあ我慢しておく。

まあ、これくらいしておけば、
取材のスタイルとしては上出来でしょう。

やはり肝心なのは、
その取材を元に作った記事の出来具合だ。
ミニコミ誌の性格上、
タッチを変えることはあまりしない方がいいだろう。
でも、それだとワンパターンになりがちで、
マンネリ化するという
二律背反の課題をいつも抱えている。

そのためにも目線の高さを変えずに、
視点を変えるというのが大事なことだと、
最近気がついた。

やってみるとこの仕事も
いろんなところで奥が深いもんだ。

フリーライターとして4カ月。
仕事としてはまだまだ軌道に乗っているとは言い難いけど、
最初は気恥ずかしかった

職業「フリーライター」

も少しずつ胸を張って言えるようになってきたかな
と思っている今日この頃です。


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