嚥下が苦手です

ｄｏｉｒｏｎは今、毎日薬を飲んでいる。
朝には４種類、
夜にはそのうち１種類を飲み、
一日で合計５粒を飲んでいる。

昨夜はエイのあと仕事もあったので、
ついつい飲み忘れ、
寝る直前に飲むことになったのだ。
最近は、カロリーも気をつけなければならないし、
このように薬も飲まないといけないので、
５００ｍｌの水を常備している。

今、飲んでいる水はこれ。



あのＪＩＮＲＯから発売されている岩盤水だ。
これは安くてなんとなくおいしいよ。
ていうか、ひと昔前には
水なんか蛇口からいくらでも出るから、
買ったこともなかったけどね。
いつから違和感なく水を買えるように
なったんだろう。

昨夜もこの水で、
小さな錠剤をひとつ飲んだのだが、
これが喉にとっても引っかかった。
飲もうとしたときに、
テレビで気になるニュースが始まったので、
そちらに気をとられて錠剤がちゃんと喉に送り込まれなかったようだ。

その後いくら、水を飲み足しても
喉のどこかにひっかかってる感じがぬぐえない。
夜飲む薬は、あの緊急手術のときに
特別措置として噛んでつぶして、
流し込むように言われた薬だ。

これがめちゃめちゃ苦かった。
多分ｄｏｉｒｏｎ史上５本の指にはいる苦さだった。
そんな薬が喉に詰まったまま寝てしまったら、
溶けるたびに超苦い思いをすることになるやんけ。
と思ったので、
なんとしても胃の中に送り込んでやりたかった。

そういえば喉に魚の骨が詰まったときは、
ご飯を食べると良いって言ってたっけ
と思い出し、昨日のひな祭りに
義母が作ってくれたチラシ寿司を
コムスビにして、ごっくんと食べてみた。

効果はなかった。

通常の食物が通る経路から
少しそれたわき道のようなところに、
コロリンと転がり込んだのではないか？と思った。
ならば力ずくで引きずり出してやろうと、
水を飲んだり、首を上下に振り回したりしたのだが、
これも効果がない。
かくなる上は逆立ちだ。
布団の上に両手をついて、
早速逆立ちをした。
しかも、脚をばたばたさせて
むりやり反動までつけてね。
しかし、それでも出なかったので、
苦汁が湧き出てくるのを覚悟で
眠りにつくことにした。

結局、そのまま朝までぐっすり寝て
目覚めた時には、
何の違和感もなかった。
どうやら、胃に流れ落ちたようだ。

この昨夜の一連の出来事を
すっかり寝込んで知らなかった
ミセスｄｏｉｒｏｎに話すと、

「夜中に目が覚めて逆立ちに遭遇しなくて良かったわ」だと。

そりゃそだろうな。
そしてこんなことも言ってた。
「私も一時そんな風に
薬が喉にひっかかることが続いたので、
医者に相談したら、
それはつまっているんではなく、
喉に傷があったり、
何か出来たりしているからなんだ」そうだ。

そうかなあ、昨夜は喉の奥に
間違いなく薬が引っかかってたように思うんやけどなあ。
と思いながら、「そ、そうなん」と言うだけで
言葉を飲み込んだ。

時に言葉も喉に詰めたり、
飲み込んだり、たまには奥歯に挟まったりと、
薬だけじゃなく全般に
嚥下の苦手なｄｏｉｒｏｎなのであった。