ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

旅行の虫

2010年02月26日 23時26分41秒 | weblog
あれは、
小学校の低学年の頃だったように思う。
学校のぎょう虫検査に引っかかって、
結構長い間虫下しを飲まされていた記憶がある。
当時、自分の身体の中に虫がいるなんて
全く信じられなかった。
ていうか、鉄腕アトムの影響だったんだろう、
もしかしたら自分はロボットなのかもしれん
とさえ思っていたこともある。

腎盂炎や麻疹をこじらせて、
他の子どもに比べて、
長期間学校を休んだりすると、
もしかしたら僕の中の歯車が
うまく噛み合ってなかったり、
ネジが緩んだりしているのかもしれん
なんてちらっと思ったりしたもんだ。

そんなだから、
体内に虫がいるといわれても信じられず、
飲まされる虫下しも
もしかしたら切れてる油を
補給するためのものなのかもしれない
なんて疑っていたふしもある。

いまから考えれば、
確かに頭のネジが緩んでいるような発想だったよな。

ところが最近は、
ようやくこの歳になって
自分の中にある虫を
強く自覚できるようになった。

え?ぎょう虫じゃないよ。
サナダムシでもないって。

それは旅行の虫だ。
振り返ると、結構小旅行を
定期的に繰り返している。
忙しければ忙しいほど
その虫は騒ぎ出す。

「あ~、どこか行きたい~」ってね。

ま、いわゆる現実逃避的旅行願望ってやつだね。
ただし、doironの場合、
何気なくどこかに行くという旅行ではなく、
結構テーマを決めて旅立つことが多い。

昨年は、
「奥さんの細道」と称して、
息子と芭蕉のゆかりの地を訪ねたり、
富嶽36景のひとしずくの旅にも出かけた。

そして最近、とても行きたいと思っているのが、
一度行ったことはあるけど
もう一度訪ねてみたい
吉田松陰ゆかりの萩の旅と
宮沢賢治、高村光太郎ゆかりの東北の旅だ。

ここんとこ、
マジで忙しく合間を縫うことさえ
ままならない状況だったのだが、
ようやく「合間」がちらほら見え隠れし始めた。

doironを旅行に行かせようと、
内部で蠢く旅行の虫。

その虫を鎮めて下すには、
プチ逃避を繰り返すか、
本当に旅に出るしかないんだよね~。

さあてどうするdoiron。