雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

時計

2009-11-28 19:57:30 | 日常の出来事
今日は本社で新人発表会がありました。
発表される内容はどれも私の仕事とは縁のない難し
そうなもの。聞きたい人は来なさいという発表会です。
行きたくない。でも新人がいっしょうけんめい発表するん
だから行かなくちゃと思っていました。
出かける時刻になるのを時計で見てました。
今日はやけに時間の流れが緩やかだと思いました。
そのうちこれはおかしいと気づきました。
案の定時計は止まっていました。
開始時刻を過ぎてしまっています。
結局、さぼってしまいました。
嫌だなと思っていると時計まで止まってしまうのでしょうか。
みえみえのいいわけですね。
新人さんごめんなさい。


名古屋駅のイルミネーションです。春夏秋冬と変っていきます。これは冬です。

死神の精度

2009-11-28 14:42:42 | 
伊坂幸太郎"死神の精度"を読みました。
主人公は死神。
死神の所属する所も組織化されていて情報部が誰を
死なせるか見つけ出し、死神に1週間調査させ「可」と
なったらその人は8日目に事故か事件で死にます。
自然死は担当外です。
死神はいっぱいいてそれぞれが仕事をしている
のですがみんないいかげんです。
人間界で夢中になるのが音楽を聴くこと。
調査そっちのけでCD店の試聴器にくっついて音楽を
聴くことを無上の楽しみにしています。
なんでCD店なんだろう、ラジオでもなんでも
音楽を聴けるものはいろいろあるのにと思わないでは
ないです。CD店で試聴器に1日へばりついている人が
いたらそれは死神ですよ、きっと。

伊坂さんは"重力ピエロ"の作者です。あの本とは
感じが違ってこちらの方はつっかえてしまうような
ところはありません。
短編集です。6篇から成っています。
軽い感じの読み物ですから通勤電車で読む手ごろな
本といえます。

最後の話が一番よかったです。
この話が唯一他の話と関連性があります。
死神は年をとらないし、死なないのです。
この一編で全体が引き締まったものとなっています。

最後の場面が目に浮かびます。
抜けるような青空の下、広がっている青々とした海。
その間を走り回る人や犬。
幸せそうな風景がラストです