雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

牧師館の殺人

2018-04-10 14:07:48 | 

アガサ・クリスティー著"牧師館の殺人"を読みました。
老嬢ミス・マープルが登場する最初の本だそうです。
語り手は牧師館の牧師のレナード・クレメントです。
村での出来事はあっという間に人々の噂話として
広まります。
牧師館の書斎でブロズロウ大佐が拳銃で殺されました。
大佐は後妻のアンと娘のレディスと暮らしています。
彼は誰にも好かれていません。
牧師館にいたメイドも隣の家のマープルも誰も
銃声を聞いていません。
家を出入りした人はすぐ家を出てきました。
画家のレディングが牧師館の離れを借りています。

レディングが自分が殺したと自首しました。
続いてアンが自分が殺したと自首しました。
レディングとアンが付き合っていることがわかります。
二人が犯人ではないということがわかりました。

牧師さんがあちこちに出かけて調べます。
マープルはほとんど登場してきません。
彼女は噂話と窓から見える様子から推理します。
最後に牧師さんや警察の人を相手に真相を語ります。
彼らには思いもかけぬ推理ですが、そうに違いないと
納得させてしまいます。

マープルの登場する話、好きです。