雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

女神 探偵・竹花

2016-07-28 21:00:00 | 

藤田宣永著"女神 探偵・竹花"を読みました。
東京で探偵をしている竹花のところへ大阪のロッカー屋から
宅配便が届きます。
中はがらくたです。
送ってきたロッカー屋へ問い合わせると荷物の持ち主の
山本浩信はホームレスで亡くなっており、10日経っても
こなかったら竹花へ送るよう頼まれたということです。

荷物を引き取りたいとう男がやってきます。
山本が父親だとメールで教えられたという女優の立花清香が
立花のところへやってきます。
事務所に押し入られ山本のバッグが盗まれます。

大阪を知らない立花は大阪の探偵の明珍太郎と知り合います。
大阪で殺人が起きます。
東京でも清香が殺されてしまいます。
犯人と疑われた男優の依頼で事件の調査を始めます。
やがて22年前の殺人事件へと繋がっていきます。

22年前に山本が自家用車の運転手として働いていた家でコインの
盗難と、数日後に同居していた息子の奥さんの妹(姉だった?)が
殺されました。
犯人として息子が逮捕され投獄されましたが、無実を主張していました。

話があちこち飛びますし、場所も大阪、東京です。
気を付けていないと何が何だかわからなくなってきます。
なぜいまさら山本の持ち物を探し回るのか、関係がなさそうな娘の
清香が殺されなければいけないのか話は複雑です。

大阪の探偵の明珍のキャラクターがいいですね。
この人が登場すると楽しくなります。
それなのに最後の場面では…

昔の殺人と、今回の殺人となんとも嫌な事件です。
清香の殺人はあまりにも理不尽です。

山本がバッグを竹花に送ってきた理由って最後まで読んでも
さっぱりわかりません。