雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

僕とおじさんの朝ごはん

2015-04-14 16:04:26 | 

桂望実著"僕とおじさんの朝ごはん"を読みました。
水島健一はケータリングを仕事にしています。
めんどくさがりでやる気なしの健一です。
その気になればおいしいものがつくれるのですができあいの
ものを加工したものを出すことも平気です。
離婚し息子がいます。

腰を痛めて通っているリハビリで生まれつき病弱で手術を
繰り返している少年の英樹と出会います。
作ってきた弁当を分けてやることで知り合います。
彼と出会ったことで健一は真剣に料理に取り組むように
変わっていきます。

簡単にまとめてしまうとこんなことになります。
題名に僕が先に来ているので英樹の方が主人公になのかと
思っていましたが、健一の目線で書かれている方が多いです。
半分近くまで僕にあたる英樹は出てきません。
感動する話なのかもしれませんが、淡々と読んでしまって
そのまま終わってしまいました。

もともといい料理を作れる人が人に喜んでもらうことに
生きがいを感じることもなく投げやりに生きているという
ことがふに落ちません。
たぶん健一は料理がもともと好きなんだろうと思います。
好きなことって止めろといわれてもやめられないもんじゃ
ないのかな。